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2010年11月

2010年11月30日 (火)

ダウ先物価格が下げ幅を拡大

 先ほどGLOBEXのダウ先物価格が下げ幅を縮小しているとコメントしたばかりですが、下げ幅が拡大してきました。現在は57ドル安となっています。

Cmeb20101130_2

 背景は正確に把握できていません。ただ、対ユーロでドル高が進んでおり、小康状態に見えた欧州市場が弱くなっています。プラスで推移していた英国とフランスがマイナスに転じてきました。したがって、欧州の財政懸念の影が再び大きくなっていると推測されます。

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今日のマーケットを振り返る 11月30日

 ポイント

 今日は目算が狂いました。月末の化粧買いにも支えられて、底堅い推移を期待していたのですが、円高とアジア株安で後場に急落してしまいました。現在、GLOBEXの米株先物は軟調な動きです。重要な経済指標の発表が予定されているため、予断は許しませんが、現在のところ明日の日経平均株価には厳しい展開です。

今日のマーケットを振り返る

 55円安で寄り付いた日経平均株価は、すぐに下げ幅を24円まで縮めました。その後前場は比較的に平穏な動きだったのですが、後場寄りから急落に転じ、たいした反発の動きも見せることなく、188.95円、1.87%の大幅安で大引けとなりました。

20101130

 朝方から対ユーロで円高が進んでいましたが、午後になると対ドルでも円高に振れたことがマーケットにダメージを与えたと見ています。

B20101130

 3.58%の急落となったTDKのザラバの動きが、為替のインパクトの大きさを示唆しています。

Tdk20101130

 加えて、アジア市場が低迷したこともマーケットの足を引っ張りました。上海市場が1.61%下落しました。スタートして1時間ほどしてからの急落が。日経平均株価の後場に大きく影響したようです。

20101130_2

海外市場の動向

 台湾とインドを除いてアジア市場は下げています。上海の他、インドネシア(-2.74%)の大幅な下落が目を引きます。

 欧州では英国、ドイツ、フランスを除いて下落しています。ただし、全体として上げも下げも小幅です。債務問題が小康状態なのかもしれないと推測しています。

 GLOBEXでは、ダウ(-15ドル)、ナスダック(-2.75ポイント)と軟調な推移です。ただし、下げ幅は縮小しつつあります。

 今日は、9月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数、11月のシカゴ購買部協会景気指数、そして11月のカンファレンス・ボードによる消費者信頼感指数など気になる指標の発表が続きます。目が離せません。

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米国株式市場を振り返る 11月29日

ポイント

 米国株式市場は下落したのですが、大引けにかけて回復基調が強まっているため、今日の日経平均株価への影響は限定的と見られます。

米国株式市場の動向

 午前10時ごろには162ドルまで下げ幅を拡大したダウ平均株価でしたが、その後は下げ止まり、2時半近くになると回復傾向が鮮明となり、39.51ドル、0.36%安で終えました。

20101129_2

 欧州の財政問題について、著名なエコノミストであるルービニ氏が、ポルトガルやスペインに懸念を示したことや、内部告発サイトとして知られるウィキ・リークスに米国の外交公電が大量に掲載されたことに加え、朝鮮半島の緊迫化が、ダウ平均株価のスタートの重石となりました。

 しかし一方で、ブラックフライデーの小売売上が好調であったことなどもあって、次第に落ち着きを取り戻したようです。

 マーケット心理を示すVIX指数を見ると、3.11%下げています。特に2時半頃からの急速な下げが目立ち、投資家がリスク許容度を高めた様子が窺えます。

Vix20101129_2

 インサイダー疑惑で揺れるゴールドマン・サックスの株価が0.67%上昇して、引け後の時間外取引でさらに0.16%上げたのが象徴的な動きでした。

Gs20101129

  加えて、0.32%の僅かな上げにとどまりましたが、エクソン・モービルの大引けにかけての動きも目を引きました。VIX指数の低下から、リスクマネーが原油などの国際商品に流入した様子を示唆するためです。

Xom20101129

 ダウ平均株価は下げたのですが、ザラバの動きを見る限り、日経平均株価へのマイナスの影響は限定的なようです。

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今日の日経平均株価は? 11月30日

ポイント

 ダウ平均株価は下落したのですが、大引けにかけて落ち着きを取り戻しています。これを受けて、日経平均株価も低めのスタートながら、下値の限られた、むしろ底堅い展開になる可能性を想定しています。寄り付きは10,080円の近辺を一応のメドとしています。

米国株式市場の動向

 午前10時頃には162ドル安まで下げ幅を拡げたダウ平均株価は、その後は下げ止まり、午後2時半近くからは下げ幅を急速に縮小しました。39.51ドル、0.36%安で終えています。

20101129

 詳細については後ほどご報告しますが、VIX指数の動きを見ると、大引けにかけてマーケットのセンチメントが急速に改善したことを示しています。

Vix20101129

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)10,080円を、今日の日経平均株価の寄り付きの一応のメドとしています。

Cme20101129

 ドル円が円安に振れていることがマーケットの追い風となり、寄り付きが多少押し上げられる可能性があるかもしれません。

A20101130

 ただし一方で、欧州の財政懸念を映して、ユーロ円が大きく円高方向に動いていることに要注意です。

A20101130_2

 今日は経済指標が豊富です。失業率、家計調査報告、鉱工業生産動向速報値、新設住宅着工件数など10月の重要な経済指標の発表が続きます。決算は、日本駐車場開発、菱洋エレクトロなど4件。

 午後になると、9月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数、11月のシカゴPSIと消費者信頼感指数などの発表を控える米株先物の動きが気になりそうです。

 したがって、今日のザラバは経済指標の動向で予断を許さないのですが、対ドル円安の動きに加えて、月末のお化粧買いの動きも海外からの資金流入が見られる局面ですから無視できないような気もします。そのため底堅い動きを期待しています。

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2010年11月29日 (月)

今日の日経平均株価は? 11月29日

ポイント

 今日の日経平均株価は小動きを想定しています。ユーロがドルに対して上昇してスタートしていることから、欧州の財政問題をめぐる状況は悪化していないようですし、ドルに対して円が高めになっていますので、日本の地政学的リスクを意識させるような朝鮮半島での展開は見られなかったと推測しています。10,000円を挟んだ小動きになると想定しています。

今日の日経平均株価は?

 ユーロがドルに対して強めになっています。EUが850億ユーロのアイルランド支援を承認したというニュースが伝えられており、欧州の財政問題に関しては、懸念する展開は見られなかったようです。

A20101126 

 一方、円はドルに対して多少強めのスタートです。朝鮮半島をめぐる情勢に重大な動きがなかったものと推測できそうです。

A20101126_2

 先週金曜日のCME日経先物価格(円ベース)が10,015円となっていますので、対ドル円高への振れを考慮して、10,000円の近辺での寄り付きを想定しています。

Cme20101126

 今日は10月の商業販売統計速報と、製造業部門別投入・産出物価指数が発表されますが、マーケットへの影響は限定的と見られます。

 ザラバでは、マーケットを大きく変動させる要因が見えません。したがって、小動きのまま推移するのではないかと考えています。

 多少気になるのは、明日発表される10月の鉱工業生産動向。タバコの値上げの反動、エコカー補助金の終了などから大きく低下するもようです。これが今日のマーケットの上値を多少重くするかもしれません。

 FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿記事「今週の日経平均株価も小動きか? 」が掲載されています。お時間があれば、ご参照いただければと存じます。ただし、内容はこのブログですでにご報告したことを中心にまとめたものとなっています。

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2010年11月28日 (日)

10月の米国耐久財受注を読む

 先週水曜日(24日)に米国商務省が発表した10月の耐久財受注統計の動きを簡単に見ておきたいと思います。

 まず、耐久財受注ですが、9月の12.81%増から、10月は8.71%増へ、多少勢いが落ちました。これまでの動きから見て、今後勢いは加速するのではなく減速しそうに見えます。

1020101126

 耐久財受注残高は僅かに増加したのですが、あまり大きな意味を持たず、頭打ちという印象です。

1020101126_2

 統計の中の出荷と在庫を使って作成した耐久財在庫循環モメンタムは次のようになっています。出荷の勢いが落ち、在庫の増加ピッチが速まったことから、9月には0.19と水面上にあったものが、10月は-0.18%ととうとう水面下に沈んでしまいました。

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 好調な消費動向に対する期待がマーケットを支えているのですが、景気回復をになう重要なエンジンの一つである設備投資の動向を占う耐久財の動きは予断を許さないように見えます。

 

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2010年11月27日 (土)

日米株価乖離とドル円ーーー先週の動き

 拡がっていた日経平均株価とダウ平均株価の乖離が縮小を続けています。

20101126_3

 この日米株価乖離とドル円の動きの連動性が非常に高いことは、以前からたびたびお話してきました。

 先週は、欧州の財政問題の再燃や、朝鮮半島情勢の緊迫化など、かなり重要な展開が見られ、果たして日米株価乖離とドル円の連動性が維持されるかどうか注目していましたが、終わってみれば相変わらずきれいな相関を示しています。

20101126_4

 このグラフの言っていることは、日経平均株価の動きが為替とダウ平均株価で大部分決まっているということです。

 そうだとすればドル円とダウ平均株価の大まかな動きが分かれば、日経平均株価の動向もある程度推測できるということです。

 ではドル円。ここで注目しているのは、ドル円と長期金利の連動性です。

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 長期金利の最近3カ月の動きに注目すると、急上昇を続けた金利も上値が重くなってきました。ということは、ドル高円安への振れも沈静化すると見ることができそうです。

320101126

 次にダウ平均株価。こちらは、長期金利以上に頭打ちが鮮明です。

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 したがって、今後の日経平均株価は現在の10,000円近くの水準から大きく離れることはないのではと考えられます。ダウ平均株価の急落でもなければ、日経平均株価の大きな調整はなさそうです。かといって、大きな上昇の可能性も小さいように思われます。

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米国マーケットを振り返る 11月26日

ポイント

 欧州の財政懸念がマーケットを押し下げました。月曜日の日経平均株価への影響が懸念されるのですが、円安が進んでいることから、限定的なものにとどまりそうです。

米国マーケットの動向

 スタート直後に120ドル安をつけたダウ平均株価は、その後下げ止まりとなりましたが、反発は鈍く、95.28ドル、0.85%安で終了しました。

20101126

 欧州の財政不安が大きく影を落としたようです。アイルランド銀行のADRが8.86%の急落となりました。

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 財政不安は再び広がりを見せているようです。ダウ・ジョーンズ スペイン株価指数が1.88%下落しています。

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 一方、マーケットを下支えしたのは、年末商戦への期待感。ブラック・フライデーが順調な滑り出しと伝えられていますが、マーケットは午後1時に終了していますので、基本的には期待感に支えられた動きと見ています。百貨店メーシーズが0.42%上昇し、引け後の時間外取引でさらに0.19%上げています。

M20101126

 VIX指数は13.6%と大きく上昇しています。投資家のセンチメントは悪化しており、リスク許容度が低下したことを示唆しています。とくに。大引けにかけて急上昇しているのが気になります。朝鮮半島の情勢が緊迫化していることも影響したと推測しています。

Vix20101126

日経平均株価への示唆

 ダウ平均株価の下落を受けて、月曜日の日経平均株価への影響が気になるところですが、意外に軽微であるようです。

 CMEの日経先物価格(円ベース)は10,015円となっており、10,000円台を維持しています。この近辺が月曜日のスタート時点のメドとなりそうです。

Cme20101126

 対ドルで円安が進んでいることがマーケットの下支えになると期待しています。

A20101127

 朝鮮半島の情勢に大きな変化がない限り、多少軟調ながらも小動きの展開となりそうです。

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2010年11月26日 (金)

今日のマーケットを振り返る 11月26日

ポイント

 今日は小幅ながら平穏な値動きと見ていたのですが、後場に入って軟調な展開となってしまいました。直接的には対ユーロで円高が進んだ影響が大きかったようです。これに朝鮮半島の緊迫化が加わりました。現在、米株先物が大きく下げていますので、月曜日の日経平均株価には逆風となりそうな気配です。

今日のマーケットを振り返る

 1円安と小動きでスタートした日経平均株価は、9時半には54円まで上げ幅を拡大しました。しかしその後は値を消し、午後1時を過ぎると調整色が強まりました。40.20円、0.4%安で終えています。

20101126

 ザラバの動きは為替の影響が大きかったようです。特に、欧州の財政懸念を背景とするユーロ安円高の動きが午後になって鮮明になったことが重石になりました。

C20101126

 ドル円も午後に入って円高への振れが見られました。

C20101126_2

 0.94%の下げとなった京セラのザラバの動きに為替のインパクトが示唆されています。また、マーケットの動向と京セラの株価の動きが非常に似ていることも目を引きます。

20101126_2

 後場の下げが鮮明であった理由として、28日から始まる米韓合同演習を控えた朝鮮半島の緊張感の高まりが指摘されています。北朝鮮の実際の砲撃に対しては比較的に楽観的な反応を見せたマーケットが、演習や延坪島対岸の砲声に悲観的に反応するのは興味深いところです。それはともかく、韓国市場が午後に入って下げていますので、その影響はあったと見られます。

20101126_3

 CMEではダウ(-92ドル)、ナスダック(-20.5ポイント)ともに下落しています。下げ幅は拡大しています。

Cme20101126

 今日の米国市場に影響を与える重要な経済指標の発表はなく、しかも午後1時で終了します。市場参加者が少ないため、値動きが荒くなる可能性もあるのですが、おそらくこのまま軟調な展開で推移する可能性が高く、月曜日の日経平均株価には逆風となりそうです。

 

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今日の日経平均株価は? 11月26日

ポイント

 今日の日経平均株価は小動きと見ています。マーケットを大きく動かす明確な要因が、現在のところ見当たりません。寄り付きは10,070円の近辺を想定しています。

今日の日経平均株価は?

 前日の日経先物価格が夕場で10,070円で終えており、その後現在まで、マーケットに影響を及ぼすような重要な動きはなかったようです。ドル円も大きなギャップをつけずに静かにスタートしました。

A2010112500000 

 今後の為替の動きには気を許せませんが、前日に比べると僅かに円安気味になっていることから、ザラバも穏やかな展開を期待しています。

 後場に影響する米株先物も大きな動きは想定していません。重要な経済指標の発表が予定されておらず、しかも午後1時でマーケットが終了するためです。感謝祭後のブラック・フライデーということで、年末商戦の動向を注目しながら、様子見姿勢ということになりそうです。

 今日の国内では、10月の全国消費者物価の発表が予定されています。決算は内田洋行など8社程度に加えて、日本生命など生保各社の発表があります。

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2010年11月25日 (木)

今日のマーケットを振り返る? 11月25日

ポイント

 米国株式市場の急騰を受けて、日経平均株価も上昇したのですが、小幅だったという印象です。米国に比べると、前日の下げが小さかったことから、その反動も限定的だったようです。為替が多少の重石になりました。今日は米国が休日ということで、明日の日経平均株価は波乱のないスタートとなりそうです。

日経平均株価の動向

 87円高で寄り付いた日経平均株価は、すぐに上げ幅を縮め、10時頃には僅か8円高となりました。しかしその後は回復に転じ、後場寄り直後から上げ幅が加速しました。1時過ぎには93円高をつけましたが、再び大引けにかけて調整色が強まり、49.65円、0.5%高で終えています。

20101125

 前日に1.47%の急落を見せたあと、1.37%の急騰となったダウ平均株価に対して、日経平均株価は0,84%の下げに対して0.5%の上昇でした。谷が浅い分、山も低かったようです。

 加えて、ドル円の動きがマーケットに大きく影響したようです。スタート直後の円高への振れが、マーケットを押し下げ、2時過ぎからの再度の円高が利益確定の売りを誘ったと見ています。

C20101125

 1.96%と堅調な上昇となった森精機のザラバの動きが為替の影響を示唆しています。

20101125_3 

海外市場の動き

 アジア市場は全般に上げています。上海(+1.34%)、インドネシア(+1.18%)が1%を越える上げです。一方、下げたのはインド(-0.73%)。

 欧州市場も上げています。ドイツ、スイス、スウェーデンが1%を越える上昇となっており、アジア市場よりも強いという印象です。ただし、イタリア(-1.17%)、スペイン(-0.28%)が下げているのが目を引きます。財政懸念がくすぶっているように見えます。

20101125_4

 ただし、イタリアやスペインの株価は大きく下げた後落ち着きを取り戻しており、対ドルで一時ユーロ安が進んだ為替も落ち着きを取り戻しています。ドル円も、円安に振れた後戻しました。

 ということで、明日の日経平均株価は小動きでのスタートになりそうです。

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今日の日経平均株価は? 11月25日

ポイント

 米国株式市場の急騰を映して、大幅高のスタートとなりそうです。10,130円近辺の寄り付きを想定しています。円安気味な為替にも支えられて、ザラバも堅調な推移を期待しています。

米国株式市場の動向

 好調にスタートしたダウ平均株価は、10時半近くには上げ幅を130ドルまで拡げました。その後上昇基調は緩やかになったものの、堅調な推移を維持して150.91ドル、1.37%の大幅高で終えています。

20101124

 前日の下げの反動ということもありますが、週間ベースの新規失業保険申請件数が予想を大幅に下回り、10月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値がコンセンサスを上回ったことが、マーケットを押し上げたと見ています。

 今日は感謝祭でお休みですが、明日のブラックフライデーを前に、これらの経済指標が好調な年末商戦を暗示することが好感されたということだと思います。高級百貨店ノルドストロームの株価が2.38%と急騰し、引け後の時間外取引でさらに0.23%上げています。

Jwn20101124

 代表的なハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)も2.52%と大幅な上昇となりました。これを背景に、ナスダック総合指数が1.93%とダウ平均株価を上回って上げました。

Sox20101124

 欧州の情勢に不安があり、ユーロに対してはドル高基調でした。

A20101125

 このため、VIX指数は日中に上昇する局面も見られたのですが、それでも前日を5.19%下回る水準で終えており、マーケットセンチメントが改善して、投資家のリスク許容度が高まったことを示唆しています。

Vix2010112400000

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,130円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

Cme20101124

 ザラバは対ドル円安に振れている為替に大きな変化がない限り、堅調な推移を期待しています。

B20101125

 10月通関ベース貿易収支や企業向けサービス価格指数などの指標が発表されますが、大きな影響はなさそうです。

 米国が休日ということもあって、朝鮮半島や欧州の財政問題に突然の動きがない限り、ザラバでの大きな変動は想定していません。

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2010年11月24日 (水)

今日のマーケットを振り返る 11月24日

ポイント

 日経平均株価は下落したのですが、ザラバの動きは北朝鮮問題を全く苦にしないように見えました。米国の週間ベース新規失業保険申請件数がコンセンサスを下回ったことが好感されて、米国株式市場は好調なスタートです。明日の日経平均株価には追い風になりそうな様子です。

日経平均株価を振り返る

 172円の大幅安でスタートした日経平均株価が、すぐに210円まで下げ幅を拡大しました。しかし、その後は急速に回復基調をたどり、11時前には50円安まで下げ幅を縮小しました。後場に入ってからが小動きとなり85.08円、0.84%安で大引けとなりました。

20101124_2

 北朝鮮に関しては、いつもの「瀬戸際外交」という受け取り方であったようです。韓国の株価も同様な動きでした。

 マーケットでは、内需株の一部に堅調な値動きをするものが見られました。ファーストリテイリングが3.58%の大幅高になっています。

20101124_3

米国マーケットの動向

 今日は経済指標が豊富です。既に発表された10月の個人所得、個人支出はほぼコンセンサスどおり。10月の耐久財受注は事前予想を下回っています。しかし、週間ベースの新規失業保険申請者数が予想より少なかったことがマーケットに好感されたようです。

 これから10月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値、10月の新築住宅販売件数、9月のFHFA住宅価格指数と経済指標の発表が続きます。

 明日は感謝祭で休日、あさっては1時までということで、今日の市場参加者は少なく、出来高も薄いようです。そのため、マーケットの動きが激しくなる可能性が指摘されています。したがって予断は許さないのですが、とりあえず堅調なマーケットとなりそうです。

 現在ダウ平均株価は89ドル高、ナスダックは30ポイント高と好調な値動きです。

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北朝鮮問題を苦にせず

 北朝鮮問題のマーケットへの影響については判断を誤りました。

 朝鮮動乱以来の陸上での発砲事件という新たな展開にも関わらず、日経平均株価は下げ幅を大きく縮めています。

A20101124_2

 韓国のKOSPIも同様な展開を見せていますので、基本的には戦争に結び付くような大事ではないというマーケットの判断だということだと思います。

20101124

 正直なところ、北朝鮮の政治体制が過渡期にあって様々な不安要因を抱えた状態にもかかわらず、地政学的なリスクに対する楽観的な反応にかなり意外感を持っています。

 このまま、日経平均株価が何事もなかったかのように元の状態に戻るとは考えていないため、様子見の姿勢で臨まざるを得ません。

 

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今日の日経平均株価は? 11月24日

ポイント

 朝鮮半島をめぐる緊迫した情勢が日経平均株価に大きく影響しそうです。朝鮮動乱以来の、ソウルから距離的に近い地域での陸上戦ということですから、過剰流動性に押し上げられた日経平均株価にはかなり大きな衝撃になると思われます。9850円の近辺での寄り付きを一応想定しています。重要な国内の経済指標や決算は予定されていないので、海外動向を反映するザラバ展開となりそうです。軟調な展開を警戒しています。

米国マーケットの動向

 欧州の財政懸念に朝鮮半島の緊張が加わり、急速に下げ幅を拡げたダウ平均株価は10時過ぎには下げ渋りになったのですが、回復の兆しを見せることなく、142.21ドル、1.27%安で終えました。

20101123

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)が9,855円となっていることから、9,850円の近辺での寄り付きを一応想定しています。

Cme20101123

 朝鮮半島の展開が、これまでのマーケットには織り込まれていない新たな要因であることから、そのインパクトの大きさを警戒する必要があると思っています。

 大きく振れたドル円は、週初に比べて多少円高に振れた水準にあります。

 A20101124

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2010年11月23日 (火)

北朝鮮の発砲が明日の日経平均株価の重石に?

 北朝鮮による韓国延坪島への砲撃が明日の日経平均株価の重石になりそうです。

 GLOBEXではダウ先物価格が102ドル安となっています。下げ幅は拡大しています。

Cme20101123_2

 CMEの日経先物価格(円ベース)も9870円まで下落しています。

Cmeb20101123

 延坪島の地図を見ていると、どうも軍事境界線からソウルまでの距離を連想させます。

20101123_2

 ウォン/円レートを見ると、一時的に大きくウォン安に振れたと、すぐに戻しています。

Wona20101123

 ドル円も円安に振れた後戻しています。

B20101123

 しかし、株式の先物市場の動きを見る限り、市場センチメントの改善は見られません。

 明日の日経平均株価は大幅下落でのスタートになりそうです。

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ロック・フィールド(2910)の追加資料 : 春 研一

 先ほど投稿した「ロック・フィールド(2910)」のチャートです。よろしくお願いいたします。

G20101123

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ロック・フィールド(2910) : 春 研一

 ようやく東京市場も株価が業績に反応するようになってきました。もちろん、その結果として相場全体が上がっているということもありますが、業績に反応するので、株価を理屈で考えやすい局面と言えます。

 株価が業績を反映しやすいということは、ファンダメンタルで考えやすいということになります。こういう局面は、比較的私の得意な局面でもあります。

Ws20101123

 業績への反応ということになると、9月中間決算が終わっていますので、次は4月、7月、10月、1月決算企業の中にチャンスがあるということです。ただし、この決算の株は少ないですから、よければ余計目立つ可能性もあります。

 そこでここでは、改めてロック・フィールド(2910)に注目したいと思います。この銘柄は当ブログでも何度か取り上げています。その都度、比較的うまくいっているような気がします。

前回の記事はこちらです。

 → http://kakashi490123.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/2910-52fc.html

 現時点において業績はきわめて順調です。しかも、株価は割安で、かつほとんど動いていないといっていいでしょう。業績も含めたその辺りの背景は、すでに無料レポートにおいて詳細に分析していますのでご覧ください。

 → http://cherry100.mods.jp/ra/s/190

 また、このレポート以降、10月の月次が発表されていますが、これも引き続き絶好調です。

10月の月次:http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-246.html

 特にロック・フィールドの場合、本来景気敏感な企業であって、今、業績がいいのは奇跡的とも言えます。しかも、株式市場が上昇に転じていますので、このまま株式市場の上昇が続けば売上も加速し、さらに業績に勢いがつくこともあります。

 それにもかかわらず、PBRは依然0.8倍弱に過ぎません。しかも、12月上旬に発表予定の上期決算は20%強の営業減益予想ですが、おそらく二桁の増益となることもありえます。つまり、決算発表もしくは事前の業績修正によって注目される可能性が高いといえるでしょう。

 これまでは、業績がよくても、流動性が低かったり、規模が小さかったりすると、市場から無視されることも多かったのですが、このひと月ほど様子が変わってきていますので、要注目と言えるでしょう。

 私のブログでは、その他企業の決算速報や関連記事の紹介を行っています。興味のある方は下の株式関連記事目次をご覧ください。

→ http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-114.html

【無料レポート差し上げています】

レポートの詳細はこちらをご覧ください。

「株式投資で資産を作る方法(35ページ)」

http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-132.html

「アリアケジャパン(2815)の秘密(34ページ)」

http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-142.html

「トリドール(3397)の強みとは?(31ページ)」

http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-153.html

「伊藤園(2593)のビジネスモデル(43ページ)」

http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-184.html

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米国マーケットを振り返る 11月22日

ポイント

 ザラバで大きく下げる不安な展開でしたが、大引けにかけて切り返し、小幅な下落で終えています。心配したほど悪くはなかったという印象です。むしろ気になるのは、現在の中国市場の動向。金融引き締め懸念を背景に大幅安になっています。明日の日経平均株価には逆風となりそうです。

米国マーケットの動向

 軟調にスタートしたダウ平均株価は、1時前には150ドル近くまで下げ幅を拡大しました。しかし、その後は徐々に持ち直し、終わってみれば24.97ドル、0.22%の小幅安でした。

20101122

 欧州の財政懸念や、インサイダー取引問題がクローズアップされたことが。マーケットの下げを牽引したようです。インサイダー取引にかかわったと見られるゴールドマン・サックスの株価が3.37%安と低迷しています。

Gs20101122

 マーケットが1時前にかけて急速に下げ幅を拡大したのは、欧州問題を背景とするユーロ安ドル高への振れであったと見られます。VIX指数を見ると、1時前にかけて急上昇しており、マーケット心理が悪化した様子が鮮明です。

Vix2010112200000

 その後のマーケットを回復を主導したのはハイテクでした。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が1.1%上げていますが、午後の上昇が顕著です。ナスダック総合指数が0.55%上昇した重要な要因であったと思われます。

Sox20101122

 ハイテクの中でも一段と目を引いたのはヒューレット・パッカード。1.79%高で引けていますが、それだけではなく、大引け後にコンセンサスを上回る決算を発表して、時間外取引ではさらに2.68%の急騰となっています。

Hpq20101122

日経平均株価への示唆

 22日の米国株式市場は下落したのですが、それによるダメージは限定的と見られます。

 しかし、現在上海市場が急落しており、それが23日の米国株式市場に影響を与え、24日の日経平均株価の重石になることは頭に入れておいた方が良さそうです。

20101123

 インフレ抑制のための金融引き締め懸念が上海総合指数の低迷を誘い、現在は2.49%の急落となっています。

 というわけで、休み上げの日経平均株価は要警戒です。

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2010年11月22日 (月)

今日のマーケットを振り返る 11月22日

ポイント

 好調なスタートを切った日経平均株価ですが、ザラバは小動きという印象でした。底堅さを見せたのですが、上値の重さも目につきました。気になるのは、大引け後の動き。状況は正確に把握できていませんが、ユーロが急落しています。欧州市場の基調が悪化しており、米株先物も下落に転じています。明日の日本市場は休場ですが、欧米のマーケットの動きから目が離せないようです。

日経平均株価の動向

 金曜日の日経先物価格(円ベース)10,095円を40円近く上回る111円高でスタートした日経平均株価ですが、すぐに小幅に反落して、上回った部分が消滅してしまいました。しかし、マーケットの基調は底堅く、後場には多少の反発を見せ、92.80円、0.93%高で大引けとなりました。

20101122_2

 アイルランドがEUとIMFに金融支援を要請したことから欧州の財政懸念が薄れ、ユーロが上昇したことが、日経平均株価の出足の追い風になったようです。

 後場になると、2回目となる市中銀行の預金準備率引き上げの影響が懸念されていた上海総合指数が比較的に堅調に推移したことが、日本のマーケットにも安心感を与えました。

20101122_3

 加えて、前場では円高への振れが目立ったドル円が、後場になると落ち着き、多少円安に戻したことも影響したようです。

B20101122

 TDKのザラバの動きを見ると、後場の堅調な推移が目を引きます。為替のインパクトが大きかったと推測しています。

Tdk20101122

海外市場の動向

 アジア紫綬はマチマチでした。上海は結局0.14%の小幅な下げに終わっています。1.90%の大幅上昇となったインドを除くと、全般的に小動きです。

 欧州もマチマチのスタートでしたが、急速に基調が悪化してます。ドイツ、オーストリア、ノルウェーを除いて下落となっています。気になるのはイタリア(-1.62%)、スペイン(-2.06%)などの急落。正確に状況は把握できていないのですが、アイルランドの問題が一段落したとは言え、財政問題は依然予断を許さないと思われます。

 ユーロ円を見ると、ユーロの下落が鮮明です。

B20101122_2

 この動きを反映して、GLOBEXではダウ(-9ドル)、ナスダック(-1ポイント)ともに、プラスからマイナスに転じてきました。

Cme20101122

 今日の米国市場は重要な経済指標の発表は予定されていませんので、どうやら軟調な展開となりそうな気配です。

 

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今日の日経平均株価は? 11月22日

ポイント

 先週金曜日にダウ平均株価が小高く終えていることを映して、今日の日経平均株価も小幅上昇でのスタートを想定しています。10,095円の近辺をメドとしています。ザラバは、過剰流動性に支えられた先高期待もあって、底堅さは見られそうですが、上値も限定的と考えています。早朝のドル円が小動きであることと、昼近くには、市中銀行の預金準備率が引き上げられた上海市場の展開が気になります。明日が休日ということもあり、大きな動きはなさそうだと思います。

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)10,095円の近辺を、今日の寄り付きのメドとしています。

Cme20101119

 寄り付きやザラバに大きく影響するドル円ですが、早朝の段階では比較的に小さな動きにとどまっています。今後の展開に予断は許さないのですが、1ドル83.45円を挟んだ小幅な変動を前提としています。

A20101122

 国内では大きな経済指標の発表はなく、決算はダイドー・ドリンコなど3社だけです。したがって、海外要因に影響を受けそうですが、市中銀行の預金準備率を引き上げた影響から、上海市場の動きに警戒しています。

 明日は勤労感謝の日で休日ということから、大引け前に大きく動くことはなさそうだと見ています。

ご連絡

 Xブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿記事「QE2後のマーケットを考える(その3)」が掲載されています。お時間があればご参照ください。

追記

 過剰流動性相場に押し上げられている様相の株式市場ですが、日米株価乖離と円ドルが連動していることに注目しています。言いかえれば、日経平均株価、ダウ平均株価、ドル円という3つの変数がきれいに連動しているということです。

20101122

 その関係から次のような見方ができます。

 ドル円   日米株価乖離
 83円/ドル  -1200
 85円/ドル  -1000
 91円/ドル    ±0

 ダウ平均株価は比較的に小さな動きにとどまることを前提とすれば、日経平均株価は、1ドル83円程度の為替でほぼ10,000円程度、1ドル85円まで円安が進めば、10,200円まで上昇、そして1ドル91円となれば、11,000円まで期待できそうです。

 もし、ダウ平均株価が現在の11,200ドルから一段と上昇すれば、日経平均株価のメドも上昇するという理屈になります。

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2010年11月21日 (日)

ご連絡

 明朝(22日)午前7時に、「FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿記事「QE2後のマーケットを考える(その3)」が掲載されます。お時間があれば是非ご参照ください。

 先週は、私自身マーケットの動きに翻弄されて、動揺したような気がします。1週間を振り返って、冷静に見ると、どうもオーバーリアクションであったようで反省しています。

 野村ブログでは、そのあたりを冷静になって振りかえっています。

 今回の焦点は、果たして日経平均株価がダウ平均株価やドル円に影響されることのない、これまでとは全く異なった上昇局面に入ったのかどうかということです。

 目にタコが出来ていると思いますが、次の日米株価乖離とドル円の図をご覧ください。解説も入れてあります。

201020101120

 ポイントは3点。

 一つは、日米株価乖離とドル円の連動性が鮮明に維持されていること。つまり、日経平均株価が新しい上昇局面に入ったわけではなさそうだということです。

 二つ目は、今回の上昇の最大の要因が、10月末から11月4日あたりまでの、日経平均株価のダウ平均株価に対する下振れの反動に伴う水準訂正であったことです。しかも、その動きはすでに完了したと見られます。

 三つ目は、現在はドル円と日経平均株価が連動する局面にあること。円安がさらに進展すれば、日経平均株価もそれにつれて上昇しそうです。つまり、円安が進まなければ、日経平均株価の上昇が止まる可能性が高いということです。もし1ドル91円程度の円高になれば、日米の株価乖離は消滅すると見られます。ダウ平均株価が11,000ドル程度にあれば、日経平均株価も11,000円程度になるということです。

 以上の3点です。その他の詳細は野村ブログをご参照ください。

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期待が支える米国の経済指標

 昨日「過剰流動性相場? 11月20日」で比較的詳細にご報告しましたが、好調な米国経済指標→米国長期金利上昇→ドル高円安→日経平均株価上昇というメカニズムが、重要な役割を果たしていると見られます。

 このメカニズムの出発点である好調な米国経済指標について、ロイター社が気になる指摘をしていますので、注目しています。

 米国消費の堅調さは、小売店がディスカウントセールを例年より早く始めていることが一要因。ISM指数などの製造業関連の堅調な動きも、好調な年末商戦を期待した在庫の積み増しが背景にある、と指摘しています。

 参考までに、米国商務省のデータを用いて、在庫の動きを見たいと思います。9月が最新ですので、あくまで参考ということですが、方向性として在庫の積み上がりが鮮明です。

920101120

 出荷は次のような動きです。頭打ちが鮮明です。

920101120_2

 ということで、どうやら売れていないのに作っているという期待先行型になっていますので、今後の動向には要注意です。とりあえず来週、感謝祭翌日のブラック・フライデーの動向に注目です。

 円安に大きく貢献してきた米国長期金利の上昇ですが、先週の動きを見る限り、力強い上昇が続いているという印象はありません。

120101120

 したがって、円安の進行とともに日経平均株価が大幅に上昇を続けるとは想定しにくいところです。

 ただし、過剰流動性が、このような動向にかかわりなくマーケットを押し上げる可能性は否定で出来ません。しかしながら、先週も日米株価乖離とドル円がきれいに連動していたことから、今後円安が一段落すれば、日経平均株価の上昇も止まるのではと考えています。

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2010年11月20日 (土)

過剰流動性相場? 11月20日

過剰流動性相場?

 先週は大きく外してしまいました。日経平均株価は1週間で3.05%と大幅に上昇。一方で、ダウ平均株価は僅か0.1%の上げにとどまっています。特に木曜日の2.06%に達する大幅な上げはショックでした。日頃重視している為替の動きとは全く逆行する展開だったためです。

20101120

 1985年9月のプラザ合意からバブルに至る過剰流動性に押し上げられた上昇相場の記憶が頭をよぎったりして、個人的にはかなり動揺しました。

 そこで、問題は果たしてそのような大転換ともいえる局面にあるのかどうかということです。

 結論を先に言えば、その可能性はゼロではありません。しかし、現在のところ、マーケットは大転換を示唆する異常な動きを見せているわけではありません。円安への振れに連動するマーケットの上昇の可能性を念頭に置きながらも、警戒気味なスタンスで臨む必要があると考えています。

 まず、日頃重視している日米株価乖離(日経平均株価マイナスダウ平均株価)とドル円の動きです。木曜日には動揺したのですが、週を終えて振り返ってみれば、見事なほどきれいに連動しています。

20101120_2

 ということは、日経平均株価がさらに大きく上昇するためには、(1)円安が進むこと、(2)ダウ平均株価が上昇を続けること、の2つのどちらかが必要になります。

 そこで円安は進むのか? この点については、米国長期金利の動きに注目しています、直近では多少頭打ちの気配です。少なくとも、このままどんどん長期金利が上昇を続けるほど、米国経済が強いとは考えていません。

20101120_3

 それでは、ダウ平均株価は上昇を続けるのか?最近2週間はほとんど上昇が止まっています。

 したがって、冷静に考えれば、日経平均株式市場の上値は重くなると考えられます。

 ただし、既にお話しましたが、日米の株価は建値の通貨は異なるものの、ほぼ同じ数字に収束する傾向が見られます。したがって、ダウ平均株価が現状の水準を維持するという前提で、日経平均株価にはあと10%程度の上昇ポテンシャルがあると推測できます。

20101120_5 

 しかしながら、そのためにはドル円がさらに円安に振れ続けることが必要なようです。私はその可能性は小さいと考えます。

日経平均株価の動き 11月19日

 週末にかけて、個人的な用件が重なって、ご報告が出来ませんでした。簡単にご報告させていただきます。

 ダウ平均株価が173.35ドルと大幅に上昇したことを受けて、111円高で寄り付いた日経平均株価でしたが、ザラバで上げ幅の縮小が止まらず、結局8.76円、0.09%の小幅高で大引けを迎えました。

20101119

 前日の18日は円高を苦にせず大きく上昇したのですが、19日は円高に素直に反応したようです。

C20101119

 京セラの株価の動きが、為替のインパクトを物語っています。

20101119_2

ダウ平均株価の動き 11月19日

 10時前には60ドルを越える下げとなったダウ平均株価は、10時半頃から回復に転じ、2時過ぎには水面上に浮上しました。22.32ドル、0.20%高で終えています。

20101120_6

 中国の金融引き締めや、マーケット開始直前までの急速なユーロ安ドル高経に振れが、スタート直後のマーケットを停滞させました。

 しかし、ドル高の動きが止まり、ドル安に戻す局面で、マーケットも落ち着きを取り戻したと見ています。

A20101120

 VIX指数の動きを見ても10時半以降には低下が進み、投資家の心理が改善して、リスク許容度が高まった様子が示唆されています。

Vix20101119

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2010年11月19日 (金)

米国マーケットを振り返る 11月18日

ポイント

 GM再上場と、コンセンサスを大幅に上回った11月のフィラデルフィア連銀景況指数がダウ平均株価の急騰を牽引しました。

米国マーケットを振り返る

 2.6ドル高でスタートしたダウ平均株価は見る見る上昇して、10時半頃には180ドル程度まで上げ幅を拡大しました。その後上昇は止まったものの、堅調に推移して173ドル、1.57%の大幅高で終えています。

20101118_2

 スタート直後の急騰は、再上場したGMの寄り付き価格が35ドルほどと、公募価格33ドルを上回ったことが大きく影響したと見られます。

Gm20101118

 10時に発表された11月のフィラデルフィア連銀景況指数が22.5と、コンセンサスであった5.0を大幅に上回ったことがマーケットを一段と押し上げました。3.38%上昇したボーイングの株価の動きに、好調な景況指数の影響がうかがわれます。

Ba20101118

 この指数の発表と同時に、ドル円が大きくドル高円安に振れており、インパクトの大きさを示しています。

1520101118_3

 13.83%と大幅に低下したVIX指数が、マーケットのセンチメントの改善を示唆していますが、特にスタート直後からの急速な下げが印象的です。

Vix20101118

日経平均株価への示唆

 GM再上場に沸く米国株式市場の急騰と、11月のフィラデルフィア連銀景況指数を引き金にするドル高円安への振れが、今日の日経平均株価を押し上げる要因になりそうです。

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今日の日経平均株価は? 11月19日

ポイント

 米国株式市場の大幅な上昇を受けて、今日の日経平均株価も上昇して始まりそうです。10,110円の近辺を想定しています。現在は米国に対して下方に乖離した日本の株式市場の修正過程にあり、海外からの資金流入によりマーケットが押し上げられている局面にありますので、ザラバも堅調な展開が期待できると見ています。対ドルで円安に振れていることもザラバを支えそうです。

米国マーケットの動向

 2.6ドル高でスタートしたダウ平均株価は見る見る上昇して、10時半頃には180ドル程度まで上げ幅を拡大しました。その後上昇は止まったものの、堅調に推移して173ドル、1.57%の大幅高で終えています。

20101118

 GMの再上場に際して、寄り付き価格が公募価格を上回ったことがマーケットに大きな影響を与えました。加えて、11月のフィラデルフィア連銀景況指数がコンセンサスを大幅に上回ったこともマーケットを押し上げました。

 詳細は追ってご報告します。

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)10,110円の近辺を今日の日経平均株価の寄り付きの一応のメドとしています。

Cme20101118

 ただし、フィラデルフィア連銀の景況指数発表後にドル円が大きく円安に振れており、マーケットの寄り付きやザラバを押し上げる可能性が高いことは念頭に置いておくつもりです。

1520101118_2 

 今日は9月の全産業活動指数の他に、東京海上ホールディングス、NKSJホールディングスなど4社の決算発表が予定されています。

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2010年11月18日 (木)

今日のマーケットを振り返る 11月18日

ポイント

 強いマーケットでした。しかも強いだけでなく、いつもとは様子の違う展開でした。前日に続いて、下落したダウ平均株価を気にする様子を見せないうえ、為替の動向も全く無視したように見えます。マーケットが、通常とは異なるロジックで動いていると推測されます。日米の株価乖離の修正が背景にあると考えています。

今日のマーケットを振り返る

 8円高で寄り付いた日経平均株価は、9時半頃から徐々に上げ幅を拡大しました。後場に入ると急速に上げ幅を拡大して、201.97円、2.06%の大幅高で大引けを迎えました。

20101118

 いつもはマーケットに大きく影響するドル円は、午後に入るとドル安円高に振れています。その円高を無視するようにマーケットが急騰しました。

C20101118

 国内要因には目立ったものがありませんでしたから、マーケットの牽引役は全く違うものであったようです。

 私は、日米の株価乖離の修正がマーケットを動かしたと推測しています。

日米株価乖離の修正について

 ダウ平均株価と日経平均株価の動きを重ね合わせると、非常に似ていることが大きな特色です。

Ppt20101118

 ところが、7月以降はドル円が急速に円高に振れたことで、日米株価の乖離が進みました。

20101118_2

 過去2年間の日米株価乖離とドル円の動きを重ね合わせると、見事に一致しています。

201020101118

  この乖離が、ドル円の円安とともに急速に縮小しています。これが、ダウ平均株価の下落にもかかわらず、日経平均株価が上昇している重要な理由の一つだと思われます。

 とすれば、一体、日経平均株価はどこまで上昇するのか?

 もし円安基調が続くのであれば、現在のダウ平均株価が11,000ドル程度ですから、11,000円まで上昇してもおかしくはないことになります。実際、過去の日米株価乖離の動きを見ても、乖離が進んだ後は、元に戻ろうとする動きが観察できます。

20101118_4

 したがって、問題は円安です。正直なところ、このまま円安が進み続けるとは見ていません。したがって、日経平均株価の上昇も限定的とは思いますが、FRBの金融政策の影響もあって、世界中をお金が動きまわっている様子です。

 テクニカルな指標を見ながら、マーケットの動きについて行かざるを得ないようです。急激な株価の変動に警戒は欠かせません。

 GLOBEXのダウ先物は97ドル高と好調な推移です。上昇幅は拡大しています。ただし、米国株式市場の動きと日本の株式市場の連動性が最近は薄れていることを意識する必要があります。

Cme20101118_2

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今日の日経平均株価は? 11月18日

ポイント

 米国株式市場が小動きで推移したことを背景に、今日は小動きと見ています。前日は、ダウ平均株価の急落にもかかわらず、日経平均株価がザラバで急回復を見せました。その急回復を牽引したドル高円安の動きが今日は一服する気配です。米国長期金利の上昇が頭打ちの兆しを見せているためです。寄り付きは9,820円の近辺を想定しています。

米国株式市場を振り返る

 6ドル足らずの小幅安でスタートしたダウ平均株価は、50ドル余りの狭い価格帯の中での変動を繰り返したまま、15.62ドル、0.14%安で終えています。小動きでした。

20101117 

 コンセンサスを大きく下回る住宅着工件数を受けて、ホームデポが2.78%の急落を見せました。

Hd20101117

 一方で、好調な利益の伸びからターゲットが3.88%の急騰となりました。月曜日に発表された好調な10月の小売売上高も背景にあるようです。

Tgt20101117

 プラス要因とマイナス要因が拮抗したことから、マーケットが小動きに推移したと見ています。

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,820円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

Cme20101117

 ザラバは小動きを想定しています。

 前日の後場に見せた急回復を牽引したドル高円安の動きが、今日は一服の気配であることが大きな理由の一つです。

A20101118

 米国長期金利が頭打ちとなっていることが、ドル高への振れを抑えると考えています。

 120101117

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2010年11月17日 (水)

お詫び

 ここしばらく、外出することが多く、昨晩も帰宅が深夜となり、ご報告が出来ませんでした。

 実は今日もこれから外出してしまいます。

 日中のマーケットの動きは、極力フォローするつもりですが、ご報告はかなり遅れそうな様子です。

 このような状況があと2週間ほど続く可能性があります。

 ご迷惑をおかけしますが、どうかよろしくお願いいたします。

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今日の日経平均株価は? 11月17日

ポイント

 米国株式市場の下落を受けて、今日の日経平均株価は厳しいスタートになりそうです。9,690円の近辺を一応のメドとしていますが、さらに低い可能性も高そうです。ザラバも調整色の強い展開を警戒して臨みたいと考えています。円高が重石になりそうです。

米国株式市場の動向

 軟調にスタートしたダウ平均株価はすぐに下げ幅を拡げました。特に、10時過ぎから12時近くまでの急速な下げが目立ち、午後に入ってからは下げ止まったのですが、反発らしい反発も見せないまま、178.47ドル、1.59%の大幅安で終了しました。

20101116

 金融引き締め懸念で3.98%と急落した上海市場や、アイルランドの財政問題で揺れる欧州市場の動きが、大きく影響したようです。

 特に、対ユーロでドル高が進行したダメージが大きかったと見ています。

A20101117

 10時過ぎから、為替に大きく影響を受けるハイテク株の低迷が目立ちました。1.45%下落したSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)がその動きを鮮明に示しています。

Sox20101116

 VIX指数の動向を見ると、やはり10時過ぎから12時近くまでの上昇が目立ち、マーケットのセンチメントが急速に悪化したことを物語っています。

Vix20101116

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,690円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きの一応のメドとしています。

Cme20101116

 最近の日経平均株価の寄り付きは、為替の動きの影響を大きく受けて、CMEの日経先物価格と乖離する傾向があるので警戒しています。

 ユーロ円が急速に円高方向に振れていることが重石になりそうです。

A20101117_2

 ドル円は基調は円安方向なのですが、直近の動きは円高方向にあります。

A20101117_3

 したがって、日経平均株価の寄り付きは一段と低めになる可能性もあると考えています。

 ザラバも円高の重石から調整色の強い展開を警戒して臨むつもりです。

 今日は9月の景気動向指数改定値の他は、目立った指標の発表は予定されていません。

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2010年11月16日 (火)

米国マーケットを振り返る 11月16日

 今朝のコメントで、寄り付きが想定よりも上振れするケースが多いと書きました。今日も9,850円の予想に対して9,892円。また上にもっていかれました。ただ、行きすぎだったようです。前場は9,805円で終了しています。

米国マーケットを振り返る

 午後1時半過ぎには88ドル高をつける堅調な展開を見せたダウ平均株価ですが、その後大引けにかけて急速に勢いを失なってしまいました。9,39ドル、0.08%の小幅高で終えています。

20101115_2

 10月の小売売上高が前月比の伸び率でコンセンサスを大きく上回ったことを背景に、堅調な推移を見せていたメーシーズの株価が午後に入って停滞したのが、今日のマーケットを象徴しているように見えます。

M20101115

 FRBによる量的金融政策の発表の前後から、皮肉なことに、好調な経済指標が目立つのですが、その矛盾がクローズアップされつつあるようです。

 長期金利の急速な上昇は、デフレ懸念の後退と、将来的なインフレ懸念を示唆しているのかもしれません。

120101115_2

 この長期金利の上昇がドル高となって、株式市場の重荷となったように見えます。

 ドル高はハイテク指標に影を落としており、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が0.79%下げています。

Sox520101115

 この影響で、ナスダック総合指数が4.39ポイント、0.17%安での終了となりました。

 VIX指数を見ると、1.99%下げており、投資家のセンチメントは悪くはなかったのですが、それでも1時半以降に急速に上昇して、リスク許容度の低下を示唆しています。

Vix20101115

日経平均株価への示唆

 米国株式市場自体は小動きで、日経平均株価へのインパクトは限定的なようです。

 今日の前場は多少円高への戻しがあったことが大きく影響していると見られます。

C20101116 

 ドル円の動きを日足で見ると、鮮明なドル高円安になっているのですが、果たしてこの基調が続くのかどうかを見極める必要がありそうです。

B20101116_2

 今朝の寄り付き直後につけた9,908円は、かなり大きく上に持ち上げられた数字ですので、とりあえずの目標達成感から、利益確定の動きには注意が必要です。

 

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今日の日経平均株価は? 11月16日

ポイント

 ここしばらくの間、想定したマーケットの動向に比べて、実際の動きが上振れる状態が目立っています。理由は為替。対ドル円安の進行が日経平均株価を押し上げていると見ています。米国株式市場は大引けにかけて急速に勢いを失ってしまいましたが、今日の日経平均株価は上昇して始まりそうです。9,850円の近辺を想定しています。ザラバも、対ドル円安基調が続くことを前提として、堅調な推移を期待しています。

米国株式市場の動向

 1時半過ぎには88ドル高をつける堅調な動きを見せたダウ平均株価でしたが、大引けにかけて急速に勢いを失い、結局9.39ドル、0.08%の小幅高で終えました。ナスダックは4.39ポイント、0.17%安となっています。詳細は後ほどご報告します。

20101115

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,850円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

Cme20101116

 前日に比べて対ドル円安が進んでいることから、米国株式市場が勢いを失ったにも関わらず、日経平均株価は堅調なスタートとなることを期待しています。

A20101116

 米国の長期金利が急上昇している状況から、円安基調が持続すると見ています。

120101115

 今日は9月の第3次産業活動指数の他に重要な経済指標は予定されていません。決算も富士火災海上保険など3社のみです。

 後場は、10月の卸売物価指数、鉱工業生産、そして11月のNAHB住宅市場指数の発表を控える米株先物の動きが気になりそうです。ウォルマートの決算発表も予定されています。

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2010年11月15日 (月)

今日の日経平均株価は? 11月15日

ポイント

 先週金曜日に米国株式市場は下落しているのですが、今日の日経平均株価は比較的に平穏なスタートを期待しています。一時は大きく円高に振れたドル円が円安方向に戻したことが背景です。9,730円の近辺を想定しています。ザラバも、為替が大きく変動しない限り、小動きにとどまりそうだと見ています。7-9月のGDP速報値がスタート前に発表されますが、マーケットへの影響は限定的と考えます。

今日の日経平均株価は?

 G20や欧州の財政問題など気になる動きが多かったのですが、今日のドル円は僅かに円高方向の小動きで始まっています。どうやら週末の様々なニュースの影響が限定的であったことを示唆しています。

A20101115

 為替が小動きでスタートしていることもあって、今日の日経平均株価も平穏なスタートと見ています。先週金曜日のCMEでの日経先物価格(円ベース)9,730円の近辺をを今日の寄り付きのメドとしています。

Cme20101112

 ザラバは、為替の動きに大きく影響されそうですが、ドル円60分足で見ると、週末に一時大きく円高に振れたのですが、その後は戻しています。とりあえず、この状態が継続すると見ています。したがって、マーケットは小動きと考えています。

A20101113

 スタート前に発表される7-9月のGDPは、タバコやエコカーの駆け込み需要が反映されて、多少強めの数字が出てくるかもしれないと指摘されていますが、マーケットへのインパクトは僅かだろうと思っています。

 今日は7-9月のGDP速報値の他に、10月の首都圏・近畿圏のマンション市場動向が発表されますので注目しています。

 決算シーズンは終了して、今日は38社ほどです。ただし、三菱UFJフィナンシャルグループの決算が含まれます。

ご連絡

 FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿記事「QE2後のマーケットを考える(その2)」が掲載されています。お時間があればご参照ください。

 そこで指摘しているのですが、円安がさらに大きく進むか、ダウ平均株価が上昇を続けなければ、日経平均株価の上昇は限定的だろうと考えています。

20101112 

 したがって、先週金曜日にダウ平均株価が下落していて、今朝のドル円が僅かながらも円高気味のスタートとなっていることが、多少気になります。マーケットには強気の見方が支配的ですが、注意するに越したことはないようです。

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2010年11月14日 (日)

ご連絡

 明朝(15日)午前7時に、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿記事「QE2後のマーケットを考える(その2)」が掲載されます。お時間があるようでしたら、是非ご参照願えればと存じます。

 内容的には、このブログに11日に掲載した「日米株価乖離とドル円」とほぼ同じ内容になっています。

 日経平均株価は2週連続の上昇となり、楽観的なムードもあるのですが、やはり為替の動きが気になっています。

 先週金曜日の大引け後に急速に進んだ円高は、その後円安に戻しているため、とりあえず一安心なのですが、気は許せないと考えています。

 先日、国際通貨研究所の算出したドル円の購買力平価が輸出価格ベースで1ドル70円を切って60円台に入ったと指摘しました。

2010820101023

 正直なところ、そのようなレベルの円高はさすがにないだろうと考えていました。

 ところが、9日にコマツの坂根正弘会長のお話を聞く機会がありました。

 会長によれば、円高で確かに大変ではあるのですが、米国の競合相手も30%近くの外注部分を日本に依存しているので、実質的には為替による日米の競争力の格差はそれほど大きくないそうです。

 この外注部分も考慮して、日米の製品競争力を勘案すると、小松の場合は1ドル70円までは何とかなるということでした。

 10月25日に開催された日経フォーラム「世界経営者会議」で東芝の佐々木則夫社長が「さらなる円高に備えて、1ドル70円を想定した経営体制を進める」と表明されたことも考え合わせると、1ドル70円の購買力平価というのが現実離れした数字ではないように見えてきました。

 余談になりましたが、円高が終わり、基調が円安に転じたと見るのは時期尚早だろうと思います。警戒を緩めずに臨みたいと考えています。

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2010年11月13日 (土)

米国マーケットを振り返る 11月12日

ポイント

 インフレ抑制のための金融引き締め懸念から大きく下落した上海株式市場や、FRBのFRBの金融緩和政策にもかかわらず上昇基調が鮮明な米国長期金利を背景に、米国株式市場は続落しています。一時大きく円高方向に振れたドル円が、円安方向に戻していますので、月曜日の日経平均株価の寄り付きはそれほど大幅に下げることはないだろうと見ていますが、油断はできません。正直なところ、過剰流動性の動きに大きく揺さぶられる展開だけに、警戒は欠かせないようです。

米国マーケットの動向

 ダウ平均株価90.52ドル、0.80%安で終えました。続落です。1時頃につけた139ドル安から大引けにかけて下げ幅を縮めてはいるのですが、力強さは感じられませんでした。

20101112

 上海総合指数は5.15%の暴落とも言える動きを見せたことが、マーケットに大きなショックを与えたと見られます。

20101112_2

 また、量的な金融緩和措置を通じて、金利低下を促して、景気回復を図るというFRBの意図に反して、長期金利が上昇を続けていることも、マーケットの重石になったようです。

120101112

 このような展開を映して、マーケット心理は大きく悪化しました。シカゴ・オプション取引所のVIX指数が10.57%の急上昇となっています。投資家がリスク許容度を引き下げたことを示唆します。

Vix20101112

 VIX指数の低下によるリスク許容度の低下から、国際商品に投入されていたリスクマネーが引き上げられたと見られます。金価格や原油価格が大きく下げました。

 代表的な産金会社ニューモント・マイニングが2.33%と大幅に下げたことが目を引きました。

Nem20101112

月曜日の日経平均株価への示唆

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,730円の近辺を、月曜日の寄り付きのメドとしています。

Cme20101112

 一時円高に振れたドル円が円安方向に戻していますので、日経平均株価が大幅安でのスタートとなることは避けられそうです。

A20101113

 ただし、過剰流動性の影響でマーケットが大きく揺さぶられる可能性には警戒したいと思います。

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2010年11月12日 (金)

今日の日経平均株価は? 11月12日

ポイント

 米国株式市場は下落したのですが、日経平均株価への影響は比較的に軽微と見られます。9.845円の近辺での寄り付きを想定しています。ドル円が円安基調で安定的に推移していますので、ザラバも同様に安定的な小動きと見ています。

米国マーケットの動向

 開始後まもなく125.82ドルまで急速に下げ幅を拡げたダウ平均株価ですが、その後は徐々に落ち着きを取り戻し、73.94ドル、0.65%安で終えました。

20101111

 急落の背景はシスコ・ショック。前日引け後の決算で、警戒的な見通しを表明したことから、株価が16.21%と暴落したことが大きく影響しました。

 代表的なハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)の1週間の動きを追うと、シスコショックの大きさが鮮明に浮き出ています。

Sox520101111

 しかし、ザラバでは徐々に落ち着きを取り戻しました。大幅に上昇してスタートしたVIX指数が、日中は着実に低下して、0.92%の僅かな上昇で終えたことが、投資家心理の落ち着きを示唆しています。

Vix520101111

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,845円を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

Cme20101111

 昨日の寄り付きはCMEの先物価格をかなり上回りましたが、円安による底上げの影響が大きかったと思われます。今日も僅かですが円安が進行しています。ただ、ダウ平均株価が下落で終えていることもあって、CMEと日経平均株価の寄り付きには大きな差が出ないだろうと考えます。

A20101112

 ザラバは、安定的な為替の動きを前提に、小動きでの推移を想定しています。

 国内では重要な経済指標の発表はありませんが、今日閉幕するG20に関する報道に注目が集まりそうです。

 決算は銀行を中心に、マルイグループなど415社にのぼります。

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2010年11月11日 (木)

日米株価乖離とドル円 11月11日

 今日は日経平均株価の見通しを大きく外してしまいました。想定よりもはるかに強い展開で推移しました。果たして、この強い動きがどこまで続くのか?ドル円の動きに高い連動性を見せる日米株価乖離から考えてみたいと思います。

 まず今日の日経平均株価の動きから。

 47円高で寄り付いた日経平均株価は、50円余りの狭い値幅の中での上下を繰り返して、30.94円、0.31%高で終えています。寄り付きから16円ほど下げての大引けでしたが、強力な下支えのある堅調な展開という印象です。

20101111

 寄り付きは、CMEの日経先物価格(円ベース)9,805円をメドにしていたのですが、実際は9,878円。米国で大引け後に決算発表をしたシスコの急落の影響を懸念していたのですが、マーケットは完全に無視したように見えます。

Cme20101110_2

 マーケット開始前に発表された9月の機械受注がコンセンサスを下回った影響も非常に限定的でした。ドル円が82円台で安定的に推移した安心感もあって、輸出関連株の堅調さが目立ちました。

 小動きであったザラバを、「上値が重い」とみるか「下値が堅い」と見るか難しいところですが、現在の株価水準を、ドル円の動きと、それに強く連動する日米株価乖離から考えてみたいと思います。次の図をご覧ください。

Sp20101112

 ドル円の動きと日米株価乖離の連動性の高さが鮮明です。直近の日本(日経平均株価)の上昇をよく見ると、2つの部分に分解できるようです。

 一つは、日米株価乖離がドル円に追い付く動き。もう一つはドル円が円安に動いたことに連動する上昇です。

 日米株価乖離は、日経平均株価からダウ平均株価を差し引いたものですから、上記の動きは日経平均株価の上昇を意味することになります。

 グラフから明確なように、日米株価乖離がドル円に追い付く動きはほぼ終了したように見えます。

 ただし、円安の動きが急でしたから、日米株価乖離にはあと僅かな上昇余地が残されているようです。

 もしドル円が82.20円の近辺にとどまり、ダウ平均株価が小動きにとどまるのであれば、日経平均株価にはあと70円程度の上昇余地があると見ています。

 図を見ると分かりますが、今の状況は10月11日の状況に似ています。その時の日米株価乖離がー1421。現在が-1495。したがって、74円の上昇余地と見ます。

 もし、円安がさらに大きく進んだり、ダウ平均株価が急騰することがあれば、上昇余地は拡大します。

 それでは、70円程度の上昇余地をどう見るのか?わたしは、ドル円の動きに日米株価乖離がほぼ追いついたことを重く見ています。すでに株価の上昇余地は小さく、反落に備える必要があると考えています。

 マーケットは、世界中を駆け巡るリスクマネーの一部に支えられているかのような下値の堅さを見せています。別の言い方をすると、突然梯子が消えてなくなることを念頭に置いて、注意深く行動する必要があるということです。

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今日の日経平均株価は? 11月11日

ポイント

 米国株式市場は小幅に上昇したのですが、今日の日経平均株価は下落してのスタートとなりそうです。9,805円の近辺での寄り付きを想定しています。米国で引け後に決算を発表したシスコの株価が急反落していることが重石になりそうです。対ドル円安が進んだのですが、一段落の兆しも見せています。国内、中国の経済指標から目を離せませんが、前日に大幅上昇したことの反動もありうるということで、ザラバは軟調気味な推移を想定しています。

米国株式市場の動向

 調整色の強いスタートとなったダウ平均株価は、10時半近くには91.73ドルまで下げ幅を拡げました。しかし、その後は徐々に切り返し10.29ドル、0.09%高で終えています。詳細は後ほどご報告します。

20101110

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,805円の近辺を今日の日経平均株価のメドとしています。

Cme20101110

 米国で大引け後に決算を発表したシスコが時間外取引で10.78%の急落を見せていることが、日本のマーケットにも影響しそうだと見ています。

 ドル円60分足で見ると、対ドル円安が一段と進んでいることは追い風です。

B20101111

 しかし、ドル円15分足を見れば、急速な円安への動きが一段落する兆しが見えます。したがって、円安によるマーケットの底上げ効果が鈍りそうだと考えています。

A20101111

 そのため、今日のザラバは、前日の急騰の反動もあって、軟調気味な推移を想定しています。

 今日は9月の機械受注、10月の企業物価指数が発表されます。昼には、消費者物価指数など経済指標の発表が続く中国市場の動きが気になります。同様にG20の動向も気になるところです。

 決算は、鹿島、トクヤマなど250社ほどが予定されています。。

 

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2010年11月10日 (水)

円安をどう見る?

 対ドル円安を背景に日経平均株価が好調です。

 しかし、個人的にはこの円安に不安を感じています。

 もし、この円安が、重荷であった財政問題を解決して、体制を整えた欧州経済の力強い回復を反映するユーロ高と、QE2により金融緩和策が奏功した低金利に下支えされた米国経済の力強い回復に起因するドル高の相乗効果であるならば、申し分ありません。

 しかし、様子を見ていると、欧州では財政問題が再びくすぶり始め、米国ではQE2にも関わらず、長期金利は上昇の動きを見せています。

 となると、この円安は望ましい展開を反映したものであるどころか、むしろ逆です。単に5-10日で決済の集中する輸入企業のドル手当て(ドル買い)の動きが一時的に増幅しただけと見ることもできるかもしれません。

 したがって、円安基調が持続するのかどうか慎重に観察する努力が欠かせないように思われます。個人的には多少警戒スタンスです。

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米国マーケットを振り返る 11月9日

ポイント

 米国マーケットは続落しました。必ずしも大きな下げというわけではありませんでしたが、単なる利益確定という以上に気になる要因が見られます。欧州の財政不安再燃が背景にあると推測されるユーロ安ドル高、QE2で金利抑制を目指したFRBの意向に逆行する長期金利の上昇気味な推移などが気になります。このような動きを背景とする円安が今日の日経平均株価を押し上げることになりそうですが、単純に喜ぶわけにもいかないように思われます。

米国マーケットの動向

 前日終値を僅か3.25ドル下回る水準でスタートしたダウ平均株価は、10時近くには一時プラスに転ずるなど、午前中は無難に推移しました。しかし、12時前から調整色が強まり、大引け前には103.65ドルまで下げ幅を拡げました。最後は多少戻して、60.09ドル、0.53%安で終えています。

20101109_2

 調整の背景にあるのは為替。欧州の財政不安に再び注目が集まっているようです。ユーロに対してドル高が急速に進みました。

A20101110_3

 バンク・オブ・アメリカが2.62%の急落となりましたが、単なる利益確定の動きだけではなく、マーケットの基調の悪化を反映しているように思われます。

Bac20101109

 それを裏付けるように、マーケット心理を示唆するVIX指数は4.32%上昇しています。リスク許容度の低下を示しています。特に午後に入ってからの急上昇が目を引きます。

Vix20101109

 VIX指数の上昇はリスクマネーの収縮を意味します。金価格は0.49%上昇したのですが、代表的な産金会社ニューモント・マイニングの株価が3.38%下落していることに注意する必要がありそうです。特に午後の動きに注目です。

Nem20101109

 さらに、ドル高はハイテク株にも影を落としています。SOX指数が1.16%下げました。

Sox20101109

 このような米国マーケットの展開を見ると、円安による押し上げが期待されり日経平均株価ですが、必ずしも楽観するわけにはいかないようです。

Cme20101109_2

 CMEの日経先物価格(円ベース)の推移を見ると。9780円近くまで上昇した後に、9730円まで下げているのが気になります。したがって、日経平均株価は一時的に9,800円近くまで上昇する局面は十分に考えられるとしても、その後の動きは要注意と考えています。

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今日の日経平均株価は? 11月10日

ポイント

 ダウ平均株価は下落したのですが、今日の日経平均株価は高めのスタートになりそうです。9,730円の近辺を想定しています。理由は対ドルでの円の急落。ザラバも円安に押し上げられて堅調な局面が見られるかもしれません。しかし楽観は禁物だと考えています。ドルが強い背景が、財政問題に再び注目が集まっているユーロの下落と、FRBの意向とは逆に10年物国債入札後に見せた長期金利の上昇にあると見られるためです。したがって、ザラバは多少警戒して臨みたいと考えています。

米国マーケットの動向

 多少モタつきながらも午前中は何とか小動きで推移したダウ平均株価でしたが、午後になると調整色が強まり、大引け前には103.65ドル安をつけています。最後は多少戻して60.09ドル、0.53%安で終えました。詳細は後ほどご報告します。

20101109

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,730円の近辺を今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

Cme20101109

 高めの寄り付きの背景の一つはドル円が大きくドル高円安に振れたこと。

A20101110

 ただし、ドル高がユーロの急落を理由のにしていることは注意を要します。欧州の財政問題に再び注目が集まっているようです。

A20101110_2

 加えて、長期金利の低下による経済の浮揚を図るFRBの意向とは逆に、10年物国債の入札後に長期金利が上昇したこともドル高の理由の一つになっているようです。

 したがって、どうも円安を単純に喜ぶわけにはいかないような気がしています。ザラバは警戒気味に臨むつもりです。

 今日は10月の消費者動向調査が発表されます。決算は、東京急行電鉄、電通、パイオニアなど250社近くに達します。

 午後には、週間ベースの新規失業保険申請件数の発表が予定される米株先物の動きも気になりそうです。

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2010年11月 9日 (火)

今日のマーケットを振り返る 11月9日

ポイント

 今日は外出のため、日中のフォローが出来ていないのですが、日経平均株価は目立った動きを見せなかったようです。ただ、午後6時頃から突然ユーロが対ドル、対円ともに大きく上昇を始めました。その影響で米株先物が上昇し、イブニング・セッションの日経先物も連動しています。この為替の動きの背景は、正直なところはっきり読めません。しかし、個人的にはユーロの基調転換を示唆するようなものではなく、一時的なものと見ています。したがって、今日の米国株式市場、明日の日経平均株価に対しては警戒を欠かせないと考えています。

日経平均株価を振り返る

 65円安で寄り付いた日経平均株価は、10時過ぎに6円安まで下げ幅を縮小しました。しかし、その後は停滞気味な小動きで推移したまま、38.43円、0.39%安で大引けを迎えています。

20101109

 10時過ぎから対ドルでかなり大きく円高に振れたことが、マーケットの重石になったようですが、意外にダメージが限定的であったという印象があります。

B20101109

海外マーケットの動向

 アジア市場は上げ優勢でした。インドネシアが1.03%上昇したのが目を引きました。資源高に押し上げられたと見られます。一方、上海が0.78%ほど下げています。11日に発表されるCPIの上昇率が高そうだということで、金融引き締めに対する警戒感が出ているようです。それに連動して香港も1.02%下落しました。香港の場合は、不動産セクターでの増資が嫌気されていることもあるようです。

 欧州市場はアジア市場以上に堅調です。イタリアが1.59%の急騰を見せています。欧州の財政問題を懸念する見方が多い中で、株式市場が上昇し、ユーロが対ドル、対円で急速な上昇を見せていることが、興味深いところです。

 GLOBEXではダウ(+33ドル)ナスダック(+9.50ポイント)ともに上昇しています。上昇幅は拡大しています。

Cme20101109

 ユーロに対するドル安が米株先物の上昇を牽引していると見ています。

 今日は9月の卸売統計の他に重要な指標の発表はありません。

 個人的には、ユーロの上昇は一時的なもので、基調の転換を示すものではないと考えています。したがって、米株先物は堅調なのですが、今日の米国株式市場の動向は決して予断を許さないと見ています。

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今日の日経平均株価は? 11月9日

 今日は外出のため、簡単なご報告で失礼します。

ポイント

 ダウ平均株価は反落したのですが、日経平均株価への影響は限定的なようです。9710円の近辺での寄り付きを想定しています。国内の経済指標が続きますので、予断は許しませんが、ドル円が安定した動きを見せていることから、今日のザラバは小動きになりそうです。

米国株式市場の動向

 ダウ平均株価はスタート直後から調整色の強い展開で、37.24ドル、0.33%安で終えました。

20101108

 停滞の背景は為替。ユーロに対してドル高が進んでいることが重石となったようです。

A20101109

 ただし、ドル高にもかかわらず、国際商品価格は上昇しています。金価格が0.3%上昇して1,403.20ドル(1オンス)となりました。原油価格も0.24%上げています。

 VIX指数は0.16%上昇していますが、日中の低下傾向が鮮明です。投資家のリスク許容度が高まり、リスクマネーを国際商品に投入した様子が示唆されています。

Vix20101108

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9.710円の近辺を今日の日経平均株価のメドとしています。

Cme20101108

 ドル円が非常に落ち着いた動きを見せていることから、ザラバは小動きと見ています。

A20101109_2

 今日は経済指標が豊富です。9月の特定サービス産業動態統計速報の他、景気ウォッチャー調査、貸出・資金吸収動向、マネーストック、工作機械受注額速報など10月の指標が続きます。

 決算は東芝、NTT、楽天、セコムなど187社ほどに達します。

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2010年11月 8日 (月)

今日のマーケットを振り返る 11月8日

ポイント

 先週金曜日に発表された好調な米国雇用統計と、ドル高円安への振れを背景に高く寄り付いた日経平均株価は、ザラバも堅調さを維持したままで終えました。上値が重い印象でしたが、下値を支える力の強さが感じられました。過剰流動性が日本にも流れ込んでいるのではという気が、個人的には、しています。

日経平均株価を振り返る

 79円高で寄り付いた日経平均株価は、すぐに上げ幅を拡大して、10時前には111円高をつけました。その後は多少調整色を見せたのですが、下支えも強力でした。大引け前30分ほどで切り返し、結局106.93円、1.11%で終えています。

20101108

 前場の上昇を牽引したのは円安であったと思われます。

B20101108

 東京エレクトロンの午前中の動きを見ると、円安の恩恵が大きかったように見えます。

20101108_2

 大引け直前の30分間の上昇の要因は明確ではありません。ただ、先物の動きを追っていると、断続的に大きなロットの買いが入っているのが目につきました。新興国に流入している過剰流動性の一部が日本にも流れ込んでいるのかという感覚を持ちました。

 もっとも、4.74%の急騰を見せたコマツのように、ザラバを通して好調に上昇を続けた銘柄もあり、マーケットの底上げに貢献しました。コマツの場合は、新興国向け需要の伸びに加えて、株価の信用面での取り組みが良いとの指摘がなされています。

20101108_3

海外市場の動向

 アジア市場は上げが優勢です。全体的に小動きですが、シンガポールは1.85%の大幅な上昇になっています。海外資金が流入しているようですが、ヤシ油などの商品価格上昇の恩恵を受ける銘柄の上昇が目を引きます。

20101108_4

 欧州市場はマチマチです。値動きは小幅です。対ドルでユーロ安が進行しており、財政問題に再び注目が集まる気配があります。

A20101108_2

 GLOBEXでは、ダウ=-23ドル)、ナスダック(-6.0ポイント)ともに軟調な推移です。

Cme20101108

 対ユーロでドル高となっていることが多少の重石となっているように見えます。

 今日は重要な経済指標の発表は予定されていませんので、ダウ平均株価はこのまま弱含みの動きになると見られます。

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日本証券アナリスト協会主催の個人投資家向け無料会社説明会のお知らせ(12月) :春 研一

 日本証券アナリスト協会主催の個人投資家向け無料会社説明会が開催されます。今回、東京(12月6日から16日のうちの7日間、21企業)、大阪(12月15日から17日の3日間、9企業)で開催されます。

 多くの企業の出席者は、社長ですので、社長の声を聞くまたとないチャンスではないかと思います。

 人数限定ですので興味のある方は、早めに申し込んでください。

 以下のURLに企業名の詳細を記していますので、ご覧になってください。

  URL:http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-243.html


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今日の日経平均株価は? 11月8日

ポイント

 10月の米国雇用統計が強い数字であったことをきっかけに、対ドルで円安に振れたことが、今日の日経平均株価の寄り付きを押し上げそうです。9,700円の近辺での寄り付きを想定しています。しかし、ザラバでさらにマーケットを押し上げる明確な要因が見えません。先週の大幅な上昇からの反動の可能性もあり、高く寄り付いた後は、警戒態勢で臨むつもりです。

今日の日経平均株価は?

 先週金曜日のCME日経先物価格(円ベース)9,700円の近辺を今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

Cme20101105

 高めの寄り付きの背景は為替。10月の米国雇用統計をきっかけに、ドル高円安方向に進んだことが大きく影響しているようです。

A20101106

 ただし、ザラバは要注意と見ています。

 ドル円5分足を見ると、多少ドル安円高気味にスタートしています。今後の動きは予断を許しませんが、少なくとも一段の円安への動きは期待しにくいようです。

A20101108

 したがって、高く寄り付いたマーケットをさらに引き上げる明確な要因が見えません。

 しかも、先週は1週間で4.6%と急騰していますので、その反動も警戒する必要がありそうです。

 今日は午後2時に9月の景気動向指数速報値が発表されます。決算は170社ほど。三菱マテリアル、住友金属鉱山、DIC、ローム、大日本スクリーンなどが含まれています。

ご連絡

 FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿記事「QE2後のマーケットを考える」が掲載されています。お時間が許すようであれば、是非ご参照ください。

 

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2010年11月 6日 (土)

米国マーケットを振り返る 11月5日

ポイント

 注目された10月の米国雇用統計はコンセンサスを大きく上回る改善を見せました。しかし、株式市場への影響は限定的で、ダウ平均株価は小幅高で終えています。一方、為替市場ではドルに対して円安が進んだことから、月曜日の日経平均株価にとっては追い風になりそうです。

米国マーケットを振り返る

 モタつき気味にスタートしたダウ平均株価は、11時前には何とか16.69ドル高まで上昇しました。しかしその後は停滞色を強め、2時過ぎには42.32ドル安をつけています。ただ、大引け直前の30分に切り返しを見せて、9.24ドル、0.08%の小幅高で終えました。

20101105

 ザラバの動きを見る限り、「好調な雇用統計に支えられて続伸」とは説明しにくい感じです。(「大幅に改善した米国雇用統計だが・・・」)

 むしろ、FRBが自己資本比率の高い金融機関に対して配当増額を容認するという前日に流れた報道や、中間選挙での共和党の下院勝利を背景に、銀行株が大きく上昇していることを勘案すると、ザラバの基調は弱いという印象です。ちなみに、ウェルズ・ファーゴが6.41%の急騰となっています。

Wfc20101105

 マーケットの心理状態を示唆するVIX指数の動向を見ると、日中は上下を繰り返しており、不安定な様子でした。

Vix20101105

 一方、為替市場ではユーロドルがユーロ安ドル高方向に振れています。

A20101106

 このドル高はマーケットに重石になったようです。ドル安の恩恵を受けるハイテク銘柄に軟調なものが数多く見られました。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)は0.58%上げたのですが、日中は停滞感の強い展開でした。

Sox20101105

月曜日の日経平均株価への示唆

 好調な米国雇用統計を背景にドル高円安が進みました。この円安が日経平均株価には追い風となりそうです。

A20101106_2

 CMEの日経先物価格(円ベース)は9.700円となっており、この近辺を月曜日の日経平均株価のメドとしています。

Cme20101105

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経済・政治・国際, E グローバル経済と市場, 1 かかし | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月 5日 (金)

大幅に改善した米国雇用統計だが・・・

 10月の米国非農業部門雇用者数は15万1千人の増加となり、コンセンサスであった6万人の増加を大きく上回りました。失業率は9.6%とコンセンサスどおりとなっています。

 大きく改善した雇用統計をきっかけに、GLOBEXのダウ先物価格はマイナスからプラスに転じてきました。現在は+18ドルでの推移です。

Cme20101105

 ドル円はドル高円安に振れています。

D20101105

 好調な雇用統計が歓迎されているように見えます。

 しかし、個人的には、マーケットがQE2(量的金融緩和政策第2弾)を評価して上昇してきたわけですから、強い雇用統計はいささか具合が悪いのではと考えています。好調さを示す経済指標はQE2の大義名分に汚すことになりかねないからです。

 その意味で、単純に好調な経済指標に喜ぶ動きは多少理解に苦しむところです。

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米国マーケットを振り返る 11月4日

ポイント

 FRBによるマーケットへの大量の資金注入計画が、米国を始め世界の株式市場を押し上げているという感じです。大規模な過剰流動性が牽引する金融相場ですから、後始末をどうするのか心配ですが、とりあえずこの流れに乗る必要がありそうです。

米国マーケットを振り返る

 スタート直後から急速に上昇したダウ平均株価は、11時頃には210ドル近くまで上げ幅を拡げました。その後上昇ペースは鈍りましたが、堅調な推移を続け、219.71ドル、1.96%高で終了しています。

20101104_2

 QE2(量的金融緩和政策第2弾)が世界の株式市場を上昇させましたが、それがダウ平均株価の好調なスタートの背景になったと思われます。特に、インドのSENSEXが2.09%と急騰したのが目を引きました。QE2で活気づいた短期資金がインド市場になだれこんでいる様子です。

Sensex3020101104

 週間ベースの新規失業保険申請件数がコンセンサスをかなり大きく上回り、雇用環境の弱さを示唆したのですが、マーケットは気にする様子を見せませんでした。

 それより、7-9月の労働生産性が予想以上に伸びたことが評価されたようです。

 10月の主要小売業売上高が堅調であったことも好感されました。高級百貨店ノルドストロームが6.66%上昇したのが目を引きます。

Nordstrom20101104

 QE2の発表以前は弱い経済指標が好感されましたが、発表以降は強い経済指標が歓迎されるようです。矛盾しているというより、過剰流動性がふんだんに供給されることが安心感となっていると見ています。

 その過剰流動性は国際商品相場も押し上げています。金価格は3.4%上昇して、産金会社ニューモント・マイニングを4.08%上昇させました。

Nem20101104

 原油価格も2.13%上昇して、エクソン・モービル株を2.07%引き上げています。

Xom20101104

 重要な点は、国際商品価格がドル安によって上昇したのではなく、リスクマネーの流入によるものであると見られることです。ユーロドルは15分足で見るとドル安どころか、むしろドル高に振れています。

A20101105_2

 というわけで、過剰流動性による金融相場の創出という観点から見て、QE2は非常に大きなインパクトになったと思われます。

 今日は9月の中古住宅販売保留と消費者信用残高、そして何よりも10月の雇用統計の発表に注目です。ただ、お金がふんだんにある金融相場の楽観ムードの中で、雇用統計が良かろうと悪かろうと意に介しないという反応もありうるので、今日の動きは楽しみです。

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今日の日経平均株価は? 11月5日

ポイント

 ダウ平均株価の大幅高を映して、今日の日経平均株価の基調は強そうです。高い寄り付きと堅調なザラバを期待しています。寄り付きは9,490円の近辺をメドとしています。対ドルで円高への動きがおさまっており、この状況が続けば、ザラバでの一段高が十分期待できそうです。ただし、後場は10月の雇用統計を控えた米株先物の動向に注意する必要があります。

米国マーケットを振り返る

 ダウ平均株価は開始直後から急速に上げ幅を拡大し、そのまま堅調さを維持して、219.71ドル、1.96%の大幅高で終えています。詳細については後ほどご報告します。

20101104

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,490円の近辺を今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

Cxme20101104

 ザラバに大きな影響のあるドル円は、懸念された円高への急激な振れは見られず、むしろ落ち着いた動きを見せています。

A20101105

 ドル円を15分足で見ると、落ち着いた動きが鮮明で、円高どころか多少円安への動きが見られます。

B20101105

 為替の動きは油断できないのですが、この状況が続くかぎり、今日のザラバは好調な推移が期待できそうです。

 今日は、日銀の金融政策決定会合を受けた白川総裁の会見が予定されています。

 決算はトヨタ自動車など400社近くに達します。

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2010年11月 4日 (木)

今日のマーケットを振り返る 11月4日

ポイント

 FRBが6,000億ドルに達する資金のマーケットへの注入を決めたというニュースが世界中のマーケットを押し上げました。日経平均株価は、懸念されていたドル円の円高への振れが限定的であったこともあって、2%を越える急騰となりました。現在、米株先物は堅調な上昇を維持しています。このままのペースであれば、明日の日経平均株価は上昇して始まりそうです。ただし、金曜日には10月の雇用統計を控えており、予断は許さないと見ています。

日経平均株価を振り返る

 122円高で寄り付いた日経平均株価は、ザラバで一段と堅調さを増して、198.80円、2.17%の大幅高で大引けとなりました。

20101104

 ドル円15分足を見ると、ザラバで円高に振れたのですが、マーケットはあまり気にした様子が見えません。輸出関連株の堅調さが目につきました。

C20101104 

 FRBの金融緩和政策にもかかわらず、対ドル円高の動きが限定的であったことがマーケットに安心感を与えたようです。しかも、ドル円60分足では明らかですが、今日の円高は昨日の反動にすぎないと見てもよさそうです。

D20101104

 個別銘柄で特に目立ったのはファーストリテイリング。8.13%と急騰して、一社でマーケットを35円余り引き上げました。10月下旬から気温が急低下しているため、冬物の既存店売上高が堅調なことが背景にあるようです。

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海外市場の動向

 アジア市場。欧州市場ともに、米国の金融緩和政策を好感して上げています。インドが2.1%と、日本と並ぶ高い上昇率となっています。欧州では、ほぼ全市場が1%以上の上昇です。

 GLOBEXでは、ダウ(+84ドル)、ナスダック(+16.1ポイント)ともに堅調に上昇しています。上げ幅は拡大しています。

Cme20101104

 気になる週間ベースの新規失業保険申請件数は45万7千件と、事前予想の44万5千件を大きく上回りました。しかし、マーケットは雇用情勢の弱さを示唆するこの数字はあまり問題視していないようです。

 ただし、ドル円は円高方向に振れているので、日本にとっては多少逆風かもしれません。

 7-9月の労働生産性は予想よりも改善が進んでいます。

 

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日経平均株価は上げているが・・・・

 日経平均株価が堅調です。現在は200円を越える上げ幅での推移です。

 全く個人的な見方すが、FOMCのQE2をきっかけに、ドル円が円安方向へ本格的に基調転換するのであれば、この動きは合理的です。

 しかし、どうもそのようなことはなさそうです。

 果たして、QE2による円の急騰が避けられたことを喜ぶべきなのか、それともQE2のために円高が進み、本格的な為替介入を促した方が良かったのか、判断に苦しむところです。

 少なくとも、QE2の発表から現在までのドル円の動きを見れば、為替介入の可能性がなくなり、ジワッと円高方向に振れるような感じがします。

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 マーケットが強いのは好ましいのですが、果たしてさらに上を狙えるのかどうか不安があります。しかも、この上昇が踏み上げに支えられていれば。なおさら警戒が必要かもしれません。

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今日の日経平均株価は? 11月4日

ポイント

 注目していたFOMCのQE2(量的金融緩和政策第2ラウンド)ですが、インパクトは意外に限定的であったという印象があります。ダウ平均株価が3日、4日と続伸したことを映して、今日の日経平均株価も上昇してのスタートとなりそうです。9,280円近辺での寄り付きを想定しています。ドル円が比較的に落ち着いた動きを見せており、ユーロ円が円安に振れていることから、ザラバも堅調気味な小動きを期待しています。

米国マーケットを振り返る

 小高く推移してしていたダウ平均株価は、10時半頃からは一転して小安い展開となりました。2時15分のFOMCによるQE2の発表を受けて多少の振れが見られたのですが、すぐに落ち着き、結局26.41ドル、0.24%高で終えています。

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 10月のADP全国雇用者数、ISM非製造業景況指数、そして9月の製造業受注指数と相次いでコンセンサスを上回る強い数字となったことが、小高いマーケットの背景となったようです。

 しかし、強い経済指標がQE2への期待とは矛盾することに気付いたことが、10時半以降の小安い展開の理由と考えています。

 FOMCが6000億ドルの米国債購入を発表するとマーケットは一時91ドル安まで急落したのは多少意外感がありました。購入額はコンセンサスを僅かに上回ったのですが、毎月750億ドルで8ヶ月間という時間軸が問題とされたのかもしれませんし、単なる出尽くし感かもしれません。

 ただ、長期金利が急上昇しています。期待していた緩和効果には達していないということを示唆しており、時間軸の問題ではないかと推測しています。

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 しかしながら、マーケットの心理を示唆するVIX指数は9.09%と大きく低下しています。特にFOMCの発表後大きく心理が改善した様子が鮮明です。

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今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,280円の近辺を日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

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 ザラバに大きく影響するドル円は、FOMC後に多少円高に振れていますが、意外に緩やかな動きです。

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 ユーロ円は大きく円安に振れた後、そのまま安定して推移しています。

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 したがって、ザラバでの為替の影響は限定的と見ています。懸念していた対ドルでの円の急騰がとりあえず避けられたこともあって、堅調ぎみな小動きを想定しています。

 今日は国内の重要な経済指標は予定されていませんが、決算発表が155社ほどに達します。国際石油開発帝石、味の素、東レ、ニコン、日産自動車、ヤマダ電機などが含まれています。

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2010年11月 3日 (水)

米国マーケットは小動きでのスタートか?

 世界中のマーケットがFOMCのQE2に注目しているように見えます。

 現在GLOBEXではダウ(+14ドル)、ナスダック(+1.75ポイント)と小動きです。

Cme20101103

 既に発表されたADP社による10月の全国雇用者数は前月比4万3千人の増加。コンセンサスであった2万3千人増を大きく上回りました。

 ユーロドルはこの指標に反応して、多少ユーロ安ドル高方向に振れています。

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 しかし、米株先物にはほとんど反応が見られませんでした。

 このあと、10月のISM非製造業景況指数、9月の製造業受注指数と続きますが、どうも2時15分(日本時間4日3時15分)のFOMCによるQE2発表前には身動きが出来ないと思われます。

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米国マーケットを振り返る 11月2日

ポイント

 中間選挙、FOMCそして週末の雇用統計など重要イベントを控え、日米とも身動きの取れない展開でした。ダウ平均株価は確かに上昇したのですが、ザラバの動きを見る限り、膠着状態が鮮明です。休日明け木曜日(4日)の日経平均株価の寄り付きは、未明(日本時間午前3時15分)にFOMCが発表するQE2(量的金融緩和政策第2弾)次第ということになりそうです。

2日の日経平均株価の動向

 所用のため2日の日経平均株価の動向についてご報告出来ませんでした。日経平均株価は小動きに終始して終えています。寄り付きと大引けの価格差は僅か20円足らず、ザラバも50円ほど範囲での変動でした。

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 影響力の大きいドル円も落ち着いた推移でした。

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2日のダウ平均株価を振り返る

 好調にスタートしたダウ平均株価でしたが、10時前に82ドル高まで上げ幅を拡大した後は膠着状態となり、そのまま64.10ドル、0.58%高で終了しました。

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 ユーロ圏の強い経済指標を背景に、ユーロドルが大きくドル安に振れていたことが、ダウ平均株価を押し上げたと見ています。

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 ドル安の恩恵が大きいハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が0.74%と堅調に上げています。

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 ただし、ビッグ・イベントを控えて、すぐに膠着状態に入っています。マーケットの心理を示唆するVIX指数を見ても、1.19%低下しているのですが、日中はかなり大きな動揺を見せています。投資家に心理状態は、悪くはないものの、不安定だということです。

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4日の日経平均株価への示唆

 今日(3日)の午後3時過ぎには、米国の中間選挙の大勢が判明します。しかし、FOMCのQE2が視野に入るのは明日(4日)の午前3時15分(日本時間)。それまでは。見動きがとれないという様子です。

 しかも、QE2の後は、すぐに金曜日(5日)に発表される10月の米国雇用統計が気になってきます。

 そのようなわけで、日経平均株価の動きも予想は難しいところです。

 とりあえず、CMEの日経先物価格(円ベース)は9.225円となっていますので、もし今日マーケットが開いていれば、上昇してのスタートとなっていたはずです。

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 QE2が最大のポイントですが、これまで比較的に強めの経済指標が多かったこともあって、米国債の購入規模が期待よりも小さかったり、あるいは買い入れのタイミングを長期に分散したりして、マーケットの期待に達しない場合は、金利上昇、ドル高(円安)への動きもありうるので、どのような内容になるか楽しみに注目したいと思っています。

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2010年11月 2日 (火)

米国マーケットを振り返る 11月1日

ポイント

 翌日に中間選挙とFOMCを控え、ダウ平均株価は小幅高で終えています。ただし、ザラバでは大きく値を崩しており、決して堅調とは言えません。10月のISM製造業景況指標が強かったことが、ザラバでの停滞の背景であったと見ています。QE2(量的金融緩和第2弾)への期待で上昇してきた株式市場にとって、強い経済指標は歓迎されなかったようです。

米国マーケットの動向

 好調にスタートしたダウ平均株価は10時頃には上げ幅を125ドル余りに拡大しました。しかし、その後は一転して下げ基調となり、3時過ぎには56ドル安をつけています。高値から180ドル余り下落したことになります。大引けにかけて多少戻したものの、結局6.13ドル、0.06%の小幅高で終了しました。

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 好調なスタートの背景には、10月のPMIが予想を上回り2.52%の急騰を見せた上海総合指数が大きく影響したようです。

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 加えて、9月の米国個人所得および個人消費がコンセンサスを下回ったことが、FOMCによるQE2への期待感を強め、マーケットからはむしろ好感されました。

 ところが10時に発表された10月のISM 製造業景況指数が予想を大きく上回り、9月の建設支出が堅調に増加したことが確認されると、マーケットの基調が悪化に転じました。

 VIX指数を見ると、好調な指標が発表された直後は一時的に低下したのですが、すぐに急速な上昇に転じています。マーケット心理が悪化して、投資家のリスク許容度が低下した様子が示唆されています。

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 好調な経済指標を反映して、対ユーロでドル高が進行したことも。マーケットの重石になったようです。

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 ドル安の恩恵を受けるハイテク・セクターには逆風となり、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)は0.32%低下しました。

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 ハイテクの比重が高いナスダック総合指数も0.10%の下落となっています。

 このように、米国株式市場は小幅な動きで終えてはいるのですが、ザラバの基調は決して堅調というわけではありませんでした。翌日に中間選挙やFOMCのQE2を控えて、神経質な動きが目立ったという印象です。

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今日の日経平均株価は? 11月2日

ポイント

 ダウ平均株価は僅かに上昇したのですが、ザラバでは値を崩しており、基調に強さはありませんでした。この動きを反映して、今日の日経平均株価も多少弱めのスタートになりそうです。9,120円の近辺をメドとしています。ザラバは、為替の突然の振れがない限り、小動きと見ています。米国の中間選挙、FOMCを前に、日本市場も身動きがとれない状況が続きそうです。

米国マーケットの動向

 ダウ平均株価は6.13ドル、0.06%の小幅高で終了しました。小動きと見えるのですが、ザラバでは10時近くにつけた高値から、3時過ぎの安値まで180ドル以上下げており、基調の強さは見えませんでした。詳細は後ほどご報告いたします。

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今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)9,120円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

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 昨日は突然の円安への振れを見せたドル円は、今のところ落ち着いた動きを見せています。油断はできませんが、マーケットを大きく揺らすことはないだろうと見ています。

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 今日の米国では中間選挙とFOMCによるQE2(量的金融緩和策第2弾)という重要なイベントが控えます。そのため、日本市場も見動きのとれない状況になると考えて、ザラバは小動きに終始すると予想しています。

 国内では、10月のマネタリーベースの他に、10月4-5日分の金融政策決定会合の要旨が公表されます。

 決算は86社ほど。旭化成、住友化学、イビデン、三菱ケミカル、日立製作所、スズキ、三井物産、東京エレクトロン、オリックス、NTTデータなど注目企業の発表が続きます。

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2010年11月 1日 (月)

為替!?

 今日は厳しいスタートになると見ていたのですが、寄り付き直後に突然円安に振れました。

 なんとなく為替介入かと思わせるような動きでしたが、すぐに円高方向に戻してしまいました。

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 FRBのQE2という実質的には大規模なドル安に向けた為替操作が控えるにもかかわらず、今の段階でドル高円安のためにお金をつぎ込むとすれば、かなり間の抜けたタイミングであるような気がします。

 しかも、為替切り下げ競争に歯止めをかけようという国際的な努力が米国を除いた主要国でなされています。

 したがって、為替介入ではないと推測していますが、万一為替介入であれば、しっかりとした意思決定によるはずですから、徹底的にやるべきだと考えます。

 もし、この動きが為替介入であって、しかもこのままもとに戻ってしまうようなことがあれば、当局の間抜けさを天下にさらすことになってしまうので、可能であるならば避けたいところです。

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今日の日経平均株価は? 11月1日

ポイント

 11月は厳しいスタートになりそうです。日経平均株価は9,170円を一応の寄り付きのメドとしているのですが、対ドルで円高に振れていることから、もう少し低めになる可能性もありそうです。ザラバも為替が重石になると見ています。米国の中間選挙、FOMC、雇用統計を控えて、思い切った投資行動がとりにくいと考えます。警戒態勢で臨むつもりです。

今日の日経平均株価は?

 先週末のCME日経先物価格(円ベース)9,170円を、とりあえず日経平均株価の寄り付きのメドとしています。

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 ただし、ドル円が円高に振れて始まっていることが、寄り付きを多少引き下げる可能性があります。

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 ユーロドルもユーロ高ドル安に動いています。

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 ドル円を60分足で見ると、先週からの円高の動きが持続していることが鮮明です。

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 午後になると、ISM製造業景況指数を控えた米株先物の動きに神経質な展開が予想されます。火曜日に中間選挙とFOMC,金曜日に雇用統計と、極めて重要な指標が続く米国の動きから目を離せない状況になりそうです。

 今日の国内では、マルハニチロ、王子製紙、アルプス電気、伊藤忠商事、住生活グループなど62社余りの決算発表が予定されていますが、マーケット全体に与えるインパクトは限定的と見ています。

 もしお時間が許せば、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」への私の投稿記事「2011年の株式市場を読む(その3)」をご参照いただければと存じます。

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