米国マーケットを振り返る 12月14日
ポイント
好調な11月の小売売上高に押し上げられたダウ平均株価でしたが、政策金利や国債購入計画が据え置かれ、サプライズのなかったFOMCに多少がっかりしたような雰囲気で、上げ幅を縮めて終えています。
米国マーケットを振り返る
自動車を除く小売売上高が前月比1.2%と、事前予想の0.6%増を大きく上回ったことを背景に、上げ幅を拡大したダウ平均株価は、午後2時15分のFOMC発表直前には85ドル高をつけました。しかし、FOMCがほぼ予想通りで驚きがなかったことをきっかけに上げ幅を縮小し、47.98ドル、0.425高で終了しています。
ユーロドルの動きを見ると、FOMCの後はドル高に振れました。
ドル高の影響もあって、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が0.61%低下したのが目を引きます。
0.34%上昇したVIX指数のFOMCに対する反応を見ると、投資家のセンチメントが僅かに悪化したことを示唆しています。
日経平均株価への示唆
FOMC自体の影響は限定的なようです。
ただし、長期金利(10年国債利回り)が上昇していますので、金利格差から円安方向への為替の動きが予想されることは、日経平均株価にとってポジティブと考えられます。
全体的に見れば、日経平均株価へのインパクトはプラスということになりそうです。
12月の日銀短観
大企業製造業の先行きが弱めでした。エコカー補助金の終了や、エコポイントの縮小などの影響もあるようです。そのためか、マーケットへの大きな影響は見られませんでした。
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