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2010年12月 5日 (日)

ご連絡

 明朝(6日月曜日)午前7時に、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿記事「11月の米国雇用統計に注目!」が掲載されます。お時間が許すようであれば、是非ご参照ください。

 このブログの「米国マーケットを振り返る 12月3日」をベースにした内容になっています。

 その中でも指摘しているのですが、弱い雇用統計にも関わらず、ダウ平均株価が上昇したことに注目しています。

 経済の先行きに対する懸念より、量的緩和政策の維持拡大に対する期待が上回ったためと考えるからです。

 そうであれば、皮肉ですが、米国経済が弱い方が米国株式市場には好ましいということになります。

 そこで、雇用統計と同じ3日に商務省が発表した10月の製造業受注統計をベースに作成した在庫循環モメンタムを用いて、米国の景気動向を見てみると、このようになっています。

1020101203

 幸か不幸か、コンセンサスとは多少異なって、景気悪化が進んでいます。バーナンキFRB議長の判断が正しいことを示唆しているように見えます。

 この在庫循環モメンタムとダウ平均株価の連動性は基本的に高いのですが、次の図が示すように、8月以降は両者の乖離が進んでいます。

20101206

 これが、量的緩和政策による流動性投入(期待も含む)の効果であると考えています。

 したがって、もし景気回復が確認されて、金融緩和政策が縮小・停止に追い込まれる事態になれば、ダウ平均株価には強い下げ圧力が顕在化すると推測されます。

 ということで、米国株式市場は当面金融相場に支えられた底堅い展開が期待できるような気がしています。

 詳細は野村ブログをご参照ください。

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本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUPCBOE,CNN MONEYMSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、ゴールデン・チャート、外為どっとコム

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