米国マーケットの動向
年末でバタバタしておりました。遅ればせながら、昨日の米国マーケットと今日の米株先物のご報告です。
12月30日の動向
ダウ平均株価は小幅な下げで終えています。
週間ベースの新規失業保険申請者件数が予想よりも少なく、11月の中古住宅販売保留(成約済み引渡前の件数)、12月のPMIなど相次いでコンセンサスを上回る強い数字が続いたのですが、ダウ平均株価は12時にかけて基調を弱め、33ドル安をつけています。その後多少盛り返したものの、15.67ドル、0.14%の小幅安で終えました。
薄商いで、マーケットの動きに大きな意味があったようには見えないのですが、投資家の心理を示唆するVIX指数を見ると、強い経済指標が続く中で、上昇しているのが興味深いところでした。投資家心理が悪化して、リスク許容度を低下させたからです。それでも、午後になると指数は低下に転じ、結局1.39%の小幅の上昇にとどまりました。
個人的な解釈ですが、マーケットは景気回復を示す強い経済指標よりも、むしろ金融緩和の持続を促す弱い経済指標を好感する動きが背景にあると考えています。
それでも、マーケットが落ち着くにつれて、好調な消費を素直に評価する動きも見られました。高級百貨店ノルドストロームの株価が午後に堅調さを増しています。
12月31日の米株先物の動向
GLOBEXでは、ダウ(-18ドル)、ナスダック100(-1.00ポイント)ともに多少軟調気味な小動きです。
市場参加者が少なく、重要な経済指標もありませんから、この状況が一日続きそうだと見ています。
注目株式市場の年初来パフォーマンス
書くことが少ないので、12月30日現在の注目市場の動きをご報告します。日本の停滞が顕著です。
ただし、ドル建ての日経平均株価となると話は異なります。米国と肩を並べる上昇を見せています。
日米の株価乖離とドル安の動きが非常に高い相関を見せていることは何度かお話しましたが、言い方を変えれば、ドル建ての日経平均株価がダウ平均株価とほぼ同じ動きをしてきたということになります。
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