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2011年1月 6日 (木)

円安で底上げされた日経平均株価のメドは? 1月6日

 米国の好調な雇用関連統計を反映して、大きくドル高円安が進んでいます。

 前日の米国長期金利が日中に上昇を続け、景気回復期待の高まりを示唆しています。

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 この米国長期金利の上昇で、日米の金利差が拡大したことが、ドル高円安の背景の一つになっていると見られます。

 そこで気になるのは、円安で大幅に底上げされた日経平均株価のメドです。

 注目しているのは、日米の株価乖離とドル円の動向の連動性の高さです。

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 最近の動きを拡大すると下図のようになっています。

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 この連動性の高さを前提とすると、現在のドル円83.2円/ドルに対応する日米株価乖離は-1220ポイント程度。(11月16日にはドル円83.26円に対して、株価乖離-1226.40ポイント)

 とすれば、前日のダウ平均株価は11.722.89ドルでしたから、メドとなる日経平均株価はそれを1220ポイント下回る10,502円ということになります。

 現在は10.510円程度での推移です。ドル円がさらに大きく円安に振れるか、今日のダウ平均株価が大幅に上昇を続けることがない限り、日経平均株価のさらなる上昇は期待しにくいということです。果たしてどうなりますか?

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