米国マーケットを振り返る 2月18日
ポイント
3連休を前にしたダウ平均株価の展開に注目していたのですが、楽観的なムードがマーケットを支配したようです。CMEの日経先物価格はこの動きについて行き切れていないようですが、日米の株価の連動性の高さから見て、月曜日の日経平均株価は堅調な推移が期待できそうです。
米国マーケットを振り返る
ダウ平均株価は着実に上げ幅を広げ73.11ドル、0.59%高で終えています。
マーケットの上昇をけん引したのは、1月の好調な建機販売を背景に、2.42%の急騰を見せたキャタピラーでした。
さらに、好決算に対する期待感が強まった小売りセクターの好調な動きも目を引きました。ウォルマートが1.15%上げていますが、午後に入ってからのザラバの強さが印象的です。
ECB(欧州中央銀行)専務理事が金融緩和に警戒的な発言をしたことで、ユーロ圏の早期利上げを読み込む動きが強まり、ユーロ高ドル安に振れたことも、ダウ平均株価には追い風になったように見えます。
日経平均株価への示唆
CMEの日経先物価格(円ベース)は10.845円になっており、この近辺が月曜日の日経平均株価の寄り付きのメドトなりそうです。
ザラバでは、ドル円が多少円高に振れていることが重石になりそうですが、大きな負担にはならないようです。
ダウ平均株価と日経平均株価との連動性の高さを勘案すれば、月曜日の日経平均株価は堅調な展開となりそうです。
ダウ平均株価の5日移動平均は12,298ドル。この移動平均線が上昇トレンドを描いており、直近の株価がこの線を上回っているわけですから、日経平均株価は下げるに下げられない状況にあると言えそうです。少なくとも、この基調が大きく崩れるまでは、QE2バブルともいえそうな展開について行かざるを得ないと考えています。
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