今日の日経平均株価は? 2月4日
ポイント
米国株式市場の上昇を受けて、今日の日経平均株価は上昇してのスタートが期待できそうです。いつもは、あまりマーケットに大きく影響しないように見える国内要因ですが、今日は新日本製鐵と住友金属工業の合併のニュースがマーケットの押し上げ要因の一つになるかもしれません。10,495円の近辺での寄り付きとみています。一時は円高に振れた為替も円安方向に戻し気味ですから、ザラバも比較的に堅調な推移とみて臨みたいと考えます。ただし、後場には週末の利益確定の動きと、1月の雇用統計を控える米株先物の動きに注意したいと思っています。
米国マーケットの動向
ダウ平均株価は20.29ドル、0.17%高で終えています。
週間ベースの新規失業保険申請件数、10-12月期労働生産性、12月の製造業受注指数、1月のISM非製造業景況感指数など軒並みに事前予想よりも良い数字が続いたにもかかわらず、ダウ平均株価は10時過ぎまで下落幅を拡大し続けるという意外な展開でした。
しかし、その後は昼にかけて次第に持ち直し、大引けにかけて一段と上昇基調を強めました。
VIX指数の動きをよく見ると、11時半を過ぎてから低下基調が鮮明になっており、マーケットの心理状態の好転を示唆しています。
昼食時間に、バーナンキFRB議長が記者会見に臨んでおり、経済の好転を示す指標が増えているものの、雇用情勢には楽観していないとの姿勢を崩していないことが、金融相場的な状況のマーケットには好感されたと考えています。
一方で、1月の既存店売上高が全般に堅調であった小売りセクターをマーケットは素直に評価したように見えます。ノルドストローム(+4.89%)、コストコ(+4.49%)などの急騰が目を引きました。
ウォルマートは0.11%の小幅上昇に終わりましたが、ザラバの動きが今日の小売りセクターのマーケットへの影響を物語っているようです。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)10,495円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドトしています。
一時円高に振れたドル円は、多少円安方向に戻していますので、今日のマーケットに重石になることはなさそうです。
新日本製鐵と住友金属工業の合併の話題がマーケットに好感される可能性があります。
決算発表は400社を上回ります。
というわけで、週末の利益確定の動きや1月の雇用統計を控える米株先物の推移に十分気を配る必要がありそうですが、ザラバは基本的に堅調な推移と考えています。
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