金価格の反落をどう見る?
金価格の大きな反落が目立ちます。CMEの金先物価格60分足は次のような動きです。
これまでの急激な上昇の単なる一時的な反落に過ぎないのか? それともグローバルマネーの基調の変化を示唆するものなのか?
正直なところはっきりと読めません。ただ、米国の10年債価格の下落も目立ち、長期金利が上昇していますので、何か大きな動きであると見る必要もあるかもしれません。
しかしながら一方で、VIX指数は1.02%とわずかな低下にとどまっており、投資家心理が大きく改善して、リスク許容度を高めた(=リスク選好度を高めた)というようには見えません。日中の動きを見ても、投資家の心理は揺れ動いているようです。
GLOBEXのダウ先物価格の推移にも急激な変化の動きは確認できません。
というわけで、昨日5.59%と急落した金先物価格ですが、重大な基調の変化というより、一時的な反落と現時点では考えています。
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本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、東洋経済新報社、サーチナ、ゴールデン・チャート、外為どっとコム
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