« ちょっと一言 : 日米株価乖離とドル円の最近の動き | トップページ | 今日の日経平均株価は? 10月6日 »

2011年10月 5日 (水)

沢村十四郎レポート2011年9月 : 経済概観

 今月も引き続きマーケットは荒れ模様ですが、その震源地は欧州です。

ユーロ圏の長期金利グラフ(出展:ECB)を見ると、経済状況の違う国同士の長期金利が急速に収束したことが判ります。通貨ユーロへ統合するために強引に行われたことです。

強引にやったことには歪みが生じます。今回のギリシャのデフォルト危機はその歪みによって発生したことです。

ギリシャは24%台の金利をわずか8年で5%に低下させました。ポルトガル、スペイン、イタリアも12,13%から低下させました。もともと低金利のドイツとフランスに比べると無理な感じがします。金利が急低下して借入が急増し、バブル化したのが、今回の財務危機の原因だと思います。

EUは政治的にはバラバラですから、一致団結して対応するのは困難で、かなり追い込まれないと根本対策は打てないと思います。当初は弱いユーロの恩恵を受けてドイツの輸出関係が伸びると考えて行動していました。しかし、解決まで長期間かかると為替安のメリット以上にユーロ圏経済の悪化、特に金融の縮小がデメリットになってきます。したがって、ユーロ圏の債券、株式等については、見通しがつくまでは配分を引き下げています。

ただし、「弱気の時こそリスク取れ」をという考え方がありますように、危機は

チャンスでもあります。ユーロ圏の良い企業を割安で買えるチャンスが巡って来ていると言えます。ここはじっくりと腰を据え、研究してみる良い機会ではないでしょうか。

Eu1020111005_3

「人気ブログランキング」に参加しています。記事がお役に立ちましたら、下のバナーをワン・クリックお願いいたします。大きな励みになります。

人気ブログランキングへ

本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUPCBOE,CNN MONEYMSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、東洋経済新報社、サーチナ、ゴールデン・チャート、外為どっとコム 

|

« ちょっと一言 : 日米株価乖離とドル円の最近の動き | トップページ | 今日の日経平均株価は? 10月6日 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

E グローバル経済と市場」カテゴリの記事

G ストラテジー」カテゴリの記事

8  沢村十四郎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 沢村十四郎レポート2011年9月 : 経済概観:

« ちょっと一言 : 日米株価乖離とドル円の最近の動き | トップページ | 今日の日経平均株価は? 10月6日 »