ご紹介した銘柄を振り返って(3) : 健美操
昨年よりご紹介した銘柄の振り返りの続きです。12月から今年1月にご紹介した6銘柄です。
ユニバース(3078):△、 興銀リース(8425):○、 五洋建設(1893):◎、 阿波銀行(8388):→、米久(2290):→、セーレン(3569):→
興銀リースは好決算でした。同社のコメントには、アジア・中国が良く出ます。リースの主力である建機や産業機械の取扱がアジアで多く、独自のルートを持っている強みが出ています。
五洋建設は、名門企業の復活に加えて、隠れたグローバル企業というテーマがあります。やはり、昨年末の2桁の株価は居心地が悪かったようで、年初から上がってきました。
評価が分かれているのが米久です。チムニーを売却したことで、バランスシートが強靭になりましたが、稼ぎ頭がなくなりました。今後は、三菱商事の戦略の一翼を担いながらの利益回復が試されることになります。
さて、今回は地方に基盤を持つ銘柄が多くなりました。全国的な知名度は高くありませんが、それぞれの地域では名士のような存在です。
徳島県で阿波銀行は絶対的な存在ですし、静岡では米久のハム・ソーセージはもらって喜ばれる贈答品です。ユニバースは地元八戸だけではなく、北東北でも業界ナンバーワンです。五洋建設も、発祥地の広島はマツダスタジアムを建設するなど、今でも重要な基盤です。セーレンは福井にも本社を置き、伝統産業である繊維から先端技術の開発に取り組んでいます。
大都市圏での競争は激しい一方で、地元に安定した経営基盤を持つ会社には良さがありそうです。東京のファンドマネージャーから見えにくいでしょうが、探して見ると結構面白い企業がたくさんありそうです。
(完)
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