米国マーケットを振り返る 1月27日
金曜日のダウ平均株価は74.17ドル、0.58%安で終了しています。
ギリシャの債務減免問題のほか、フィッチ社のイタリア、スペインなど5か国の格下げもあって軟調に推移した欧州マーケットが重石になりました。
同時に、10-12月の米国実質GDPの速報値が前期比2.8%の堅調に増加したものの、3.0%程度の伸びを期待していたコンセンサスを下回ったことが大きく影響したものと見られます。特に、実質個人消費の伸びが鈍かった一方で、在庫の積み上がりがGDPの伸びに大きく寄与したことが、マーケットの不興を買ったと見られます。
さらに、決算が期待を下回ったシェブロンが2.47%の大幅安になったことも無視できない動きでした。
しかしながら、1時を過ぎるとダウ平均株価は下げ幅を縮小に転じています。背景は明確ではないのですが、フェイスブックが2月1日にもIPO申請をするという話がマーケットに評価されたのではと見ています。
フェイスブックの上場にあたって主幹事を争うと見られるモルガンスタンレーとゴールドマンサックスがともに1時過ぎから大きく値を上げています。
また、ナスダック総合指数も1時過ぎから上げ幅を拡げ、11.27ポイント、0.40%高となりました。
VIX指数は0.22%とわずかながらも低下しており、マーケットセンチメントは悪化した様子は見えません。
CMEの日経先物価格(円ベース)は8,825円となっており、この近辺を月曜日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。ダウ平均株価の下落が多少の重石にはなりそうですが、影響は限定的と見られます。
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