ユーロ高円安をどう見る?
欧州債務危機が落ち着きを取り戻していることを反映して、ユーロ高ドル安が進んでいることに注目しています。
果たしてこの動きが大きな意味を持つかどうかは何とも言えません。
しかしながら、ユーロ円の購買力平価からみると、均衡水準までユーロが下落したところで反発に転じたことに注目しています。少なくとも、ユーロの下落に歯止めがかかった可能性が否定できないということです。
ではなぜユーロ円の動きが気になるのか? 日米の株価乖離とドル円の推移を見るとその理由が見えてきます。両者は基本的に連動してきたのですが、最近はギャップの拡大が目立っていました。理由は2つ。東日本大震災と欧州債務危機です。
焦点はユーロ下落によるギャップです。
したがって、ユーロ円のユーロ高円安への振れは、日経平均株価の重要な底上げ要因になる可能性があります。もし、ダウ平均株価が堅調に推移すれば、日経平均株価はそれをさらに上回って堅調に推移する可能性があるということになります。
実際のところ、過去2週間の日米の株価上昇率は、日経平均株価が+1.31%、+3.13%とダウ平均株価の+0.50%、+2.40%を凌いでいますので、今後の展開に注目したいところです。
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