ユーロ円の株式市場への影響に注目
昨日の日経平均株価は98.07円、1.10%と大きく上昇しました。
ダウ平均株価が0.26%と小幅ながら堅調に上昇したことに加えて、大きくユーロ高円安に振れた為替が、ザラバでも一段と円安方向に動いたことがマーケットを押し上げたと見ています。
そこで、ユーロ円の動きが日経平均株価にどのような影響を与えたのかについて考えてみたいと思います。
まず、リーマンショック後のドル建て日経平均株価とダウ平均株価の動きから。
両者は驚くほど似た動きを見せています。ドル円とダウ平均株価の動きが日経平均株価の動きを決めてきたと言えそうです。しかし、昨年になって春に大きく乖離が拡がり、秋に入って再び拡がっています。その動きを拡大してみると次のようになっています。
春の乖離拡大の背景は、言うまでもなく、東日本大震災です。それでは秋の乖離拡大は?
ギリシャをはじめとする欧州の動揺であると見ています。日米の金融政策の差もあるのでしょうが、日経平均株価はユーロ円の動きに大きく上値を抑えられました。
最近は、ユーロ高円安がマーケットを押し上げる傾向が目に付きますが、今後も ユーロ円から目が離せません。もし、ギリシャの雇用や年金改革の動きが進展を見せ、財政支援が固まって、一段とユーロ高円安が進めば、日経平均株価の上昇率がダウ平均株価を上回る可能性があります。
もちろん、逆のケースも念頭に置いておかねばなりませんが・・・・・
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