注目銘柄フォローアップ : 王将フードサービス(9936)
春研一です。
1月に久しぶりに「これは!!」と思って推奨した王将フードサービス(9936)。順調に10%以上上昇しています。もちろん、市場自体が強いのでその程度上昇した銘柄は多いと思いますが。
http://kakashi490123.cocolog-nifty.com/macrowave/2012/01/9936-a038.html
ただし、市場がこれだけ上昇すると、市場の下落リスクを無視するわけには行きません。そこで、同社株は比較的市場の影響を受けにくいと思いますので、改めて現況をフォローアップしておきたいと思います。
前回の推奨背景は、低価格外食ブームの反動減が峠を越え、月次のマイナス幅が縮小し、プラス転換の可能性が出てきたこと。
それによって増益転換すれば、7.1倍のPERが10倍程度に変わる可能性がある。
ということでした。
まず、月次の近況です。
ピークで20%を超えていた同社の既存店前年同月比は、2011年2月には10.2%減まで落ち込みましたが、この2月には3.6%増まで回復しています。この3.6%増というのはもちろん良く見えすぎで、うるう年で1日多い分も貢献しています。そうはいっても実質的にもプラスの可能性は高いものですから、業績も浮上してくるでしょう。
そこで、テレビ放映件数の6ヵ月移動平均をとり、既存店月次の前年同期比と比較してみました。
このような背景もあって当面の月次は好調な推移が見込めますので、あわてて売らず、じっくりと持って幅を狙いたい株です。
業績も一時期は営業二ケタ減益でしたが、第3四半期には1.5%減益まで縮小しています。月次から見た第3四半期の全社売上高は4.0%増でしたが、第4四半期の1-2月の平均は5.6%ですから、第4四半期は増益転換の可能性が高いと思われます。
現時点のPERは7.8倍と1月より上昇しましたが、増益転換によって最低でも9倍、場合によっては10倍の評価となってもおかしくはありません。
月次データは業績の先行指標です。そのため、月次が読めれば決算が出て失敗することが少なくなります。それにもかかわらず、月次を真剣に分析している人が少ないので、月次を分析すると儲けやすくなります。
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http://cherry100.mods.jp/ra/s/436
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